各国に多様なヌーボーがある
ワインの新酒はボジョレーだけではありません。
各国・各地で特色のある新酒が造られています。
赤ワインだけでなく、白ワインもあります。
また、ボジョレーのようにブドウ品種は「ガメイ」に限る、
というわけではなく、
多種多様なブドウ品種で造られています。
むしろ、ボジョレーが特殊とも言えるかもしれません。
具体的に見てみましょう。
フランス(ボジョレー以外の地区):「マコン・ヴィラージュ・ヌーボー」
ボジョレー地区の北にマコネ地区という銘醸地があります。
シャルドネはブルゴーニュ・マコネ地区ののシャルドネ村で生まれた
と言われていますが、このマコネ地区に
新酒「マコン・ヴィラージュ・ヌーボー」があります。
この新酒は赤ではなく、
シャルドネを使った爽やかな辛口の白ワインです。
ブルゴーニュのシャルドネ・・酸味が効いて美味しいです。
イタリア:「ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)」
新酒「ヴィーノ・ノヴェッロ」は、
醸造の期間は10日以内で、
アルコール度は11%以上などのルールがあり、
D.Oと呼ばれる地区の上級ワインや
I.G.Tと呼ばれる次のレベルのワインです。
イタリアはブドウ品種が多く、
イタリア20州の全てでワインが造られています。
それぞれの地域やブドウ品種で楽しむことができます。
解禁日:10/30
この時期、お祭りが開催されます。
ノヴェッロはカジュアルに飲むワインで、
音楽を楽しみながら軽食をつまみます。
また、ノヴェッロに焼き栗を合わせるのも定番です。
イタリアワインのカジュアルで多様な味覚・・・楽しみです
オーストリア:「ホイリゲ(Heuriger)」
オーストリアは、ワインが早飲みされる傾向にあり、
新酒が尊ばれている国です。
解禁日:11/11
新酒は「ホイリゲ」と呼ばれ、ジョッキで飲まれています。
オーストリアの代表品種グリューナー・ヴェルトリーナーや
リースリングの辛口白ワインは、
果実味と爽やかな酸味が美味しいワインです。
このホイリゲには「ワイン製造者兼居酒屋」という意味もあり、
ホイリゲはオーストリアを象徴するものとして広く知られています。
ウイーンのホイリゲ文化はユネスコ無形文化遺産に登録されました。
(2019年)
ドイツ:「デア・ノイエ(Der neue)」
「デア・ノイエ」は白ワインが主流です。
解禁日:11/11
特にミュラー・トゥルガウ種から造られるものが多く、
爽やかでほのかに甘みを感じさせます。
フレッシュな酸味で エレガントでクセがなく、
和食との相性は抜群です。
ただ、ラントヴァインと呼ばれる指定地域内で
栽培収穫されたブドウを使用したもののみが
ワイン法で認められています。
スペイン:「ビノ・ヌエボ(vino/nuevo)」
新酒「ビノ・ヌボエ」は
スペインを代表するテンプラニーニョやガルナッチャから
つくられる赤ワインが主流です。
解禁日:11/11
また、イタリアと同じく祭りが各地で
収穫祭の日でもある11/11に開催され、
チーズや生ハム、タパスなど手軽な料理を合わせて楽しまれています。
どの国もブドウの収穫をお祝いするお祭りがおこなわれています。
日本でもお祭りは収穫の感謝祭として昔から開催されてきました。
どの国でも収穫のお祭りを開催するのは同じなんですね・・。


