いまでもあるのかな?
同じ頃かどうかはっきりしないのだが、岩手には鬼がいたらしい。
その鬼は人々に悪さをしていたと言う。
このあたりには神様もいたようだが、普段は何もしないグータラだったとか。
ところが人々が鬼の悪さに困ってるのを見て、やっとやる気になったらしい。
神様はさんざんに鬼を懲らしめて、もう二度と来るなと言い渡した。
その約束の証として、噴火で飛んできた岩に手形を押させた。
それで「岩手」と言うわけだ。
盛岡は古くは不来方(こずかた)と言って、南部藩の城は不来方城と呼んだらしい。
その不来方も、鬼がもう来なくなったことに由来するそうだ。
土地には色んないわれがあるものだ。
ところで盛岡は、夏には「さんさ踊り」という盛大な祭がある。
鬼が来なくなったのを喜んだ人々は、手形を押した岩のまわりで踊ったと言う。
そのとき「さんさ、さんか」と叫んで盛り上げた。
ハヤシ言葉ですね。
それで「さんさ踊り」。
そんな民話が面白い。
