以前にMJTのボディとAllpartsのネックを組み合わせて
キースのミカウバーを模して作った5弦テレキャスター。
最初はMUSIKRAFTのネックだったけど、
細かったので1年ほど前にAllparts製に変えてます。
ピックアップは気に入っている'51 NOCASTER PICKUPなので、
音は好みのはずなんですが、
このボディにつけると自分のイメージしている音とはちょっと違うんですよね。
太い音で、単音では良いんだけど、
コードの時はちょっと輪郭がはっきりしないというか、
もうちょっとタイトな感じにしたいと思っていました。
70年代のテレキャスは1MkΩのポッドが使われていて、
音が固かったというのを思い出し、
ポッドを1Mkにしたり500kにしてみたり(ノーマルは250k)しましたが、
確かに抵抗が大きくなると高音は硬くなってくるんですが、
低音はあまり変わらない印象。
低音が締まって欲しいんだよなぁ。。。
やっぱりボディを変えてみるかなぁ、、、
MJTのレリックボディ、見た目は超カッコいいんだけど、、、
で、しばらく手ごろなボディを探し回っていましたが、
●オクでジャパンフェンダーのボディを落札しました。
※買ったときの写真撮り忘れたので、出品者さんの写真拝借しました。失礼します!
どうせ変えるなら、
今度はマルコムモデルにしてみようと、ナチュラルボディにしてみました。
型番はTL52-60で、ローステッド加工がしてあるモデルのようです。
肘当ての部分など素人によるレリック加工も若干されてた模様。
材はアッシュじゃなくて多分バスウッドなんですよね。
なので木目もアッシュほどハッキリ出ていません。
ただめっちゃ軽い(1.8kg)のが良いです(笑)
まずはとりあえず組んで音を確認しようとも思っていたのですが、
見た目がなんか普通でテンションが上がらず、
なんとなくレリック加工をし始めてしまいました。
ポリ塗装はレリック加工には向かないと言われていますが、
やってみましたら、まぁまぁうまくいったかも。
なんとなく始めてしまったので製作途中の写真は撮りませんでしたが、
忘備録として工程を書いておきます。
まず、全体に♯240~400くらいでペーパーがけをしてクリア層を多少薄くしました。
それから傷や打コンを荒い木工ヤスリで叩いたり削ったりしてつけています。
裏の大きな塗装剥がれは剥離剤&スクレーパーで再現しました。
木地が出た箇所には薄めたポアーステイン(チェスナット)で、
着色し古い感じを出しました。
完全に木地まで達している箇所は濃く、
下地塗りが残っているところは薄い色になりました。
クラック(塗装の割れ)は自然(?)に付いた縦の割れがありましたが、
横方向のクラックをカッターで付けました。
加工によるクラック入れはラッカー塗装なら冷却法が主流な気がしますが、
ポリなので冷却ではなかなか割れてくれないのと、
思った方向に付いてくれないので今回はカッターで付けてみました、
カッターでボディ全面に付けたのは初めてでしたが、
けっこう簡単にできました。
わざとらしくならないように注意が必要ですが、
冷却法より良いかもですね。
冷却法よりも溝が深くハッキリと付きます。
カッターの溝がついたらポアーステインをウェスにつけて擦ると、
溝が着色され、周りのボディも適度に色むらができて古い感じになったと思います。
そのままだと着色が剥げてしまうので、
ラッカーでトップコートを吹きます。
木地が出ている箇所があるのと、ポリ塗装の上にラッカー塗装するので、
密着力が高まるんじゃないかとトップコートの前にウッドシーラーを吹きました。
たまたま少し残っていた缶スプレーのウッドシーラーがあったのですが、
古くなっていたせいか、スプレーが霧状にならず、
ボタボタ荒い液が飛ぶような状態でした。
が、買ってくるのもめんどくさいし、レリックだからテキトーで良いやと、
ボタボタとボディに直接吹き付けては刷毛で塗るという暴挙に出ました。
意外にこれがうまくいったんですが、
クラックがちょっと足らないかなぁ、、と、
後からカッターとステインの作業を追加。
ステインをまた塗っちゃったんでもう一度上からウッドシーラーの
ボタボタ&塗り塗り作業をやったら、
ボタボタがステインを溶かして斑点になってしまった。
きったね〜。
やりすぎ?(笑)
でもかなり貫禄でましたね。
数年間雨晒しにされていたボディなんでしょうね。
そういう設定で(笑)
トップのクリアは5〜6回でやめときました。
あんまり吹いてもレリック感がなくなってしまうので。
あとは音だなぁ(笑)
続く。。。
ZEMAITISの改造5弦ギターもクリア塗装始めました。
※チェスナットの単品売りは無くなったのかも?
※使ってるのはこのラッカースプレー じゃないですが、
おそらく同等品のニトロセルロースラッカー 。