ギター改造の話です。
 
先日手に入れた中華製アクリル透明ギターですが、
けっこう気に入ってて本物の木製ボディの方は手放しちゃったんですが、
一箇所気に入らないところがありまして。
 
頭(ヘッド)の形です。

 

↑本物(左)との比較。
ヘッドの下側が本物より張り出しが少なくて
なんとなくボヤッとした印象です。
 
最初はネックそのものを交換することも考えたのですが、
本物と構造があまりにも違うことで断念;
 
で、ヘッドの形を改造することにしました!
見た目で買ったギターなので見た目優先です(笑)
 
まずはバラして。
チューニングの精度が低いペグもこの機会に交換するつもりです。
 
ネットで探した本物の写真から型紙を作成。
(本物はもう手放しちゃったんで;)

 

上半分はほぼそのままでも行けそうでした。
 
両端を切っちゃいます!
ギコギコ;もう後戻りはできない!

 

ウヒ〜; 大丈夫なのか?
 
ホームセンターで50円の端材を買ってきて接木。
 
接着剤の乾燥を待つ間にMDF板に型紙をあてテンプレートを制作。
 
写真に撮ってませんがテンプレートを使ってトリマーで切り出しました。
なんとかなってきた。ヤスリで形を整えてなかなかいい形♪
 
ローズウッドの突板を貼ります。アイロンで密着させるタイプのボンド。
ボンドは数年ほったらかしていたやつですが使えそう;
 

 

 

 

 
ボンドが乾いたら余分な部分をカット。
 
GOTOH製のマグナムロックペグを買ったので仮組みしてみます。
 
裏のビス穴もそのまま使えたんですが、
やっぱりGOTOHを使うのはやめてビス穴を埋めてます。
 
あんまり知らなかったのですが、
買ったマグナムロックはロックするときにコインがいるタイプでした。
 
いちいちコインがいるなんてめんどくせ〜!
だからダイヤル式も併売してるのか。
 
しかしダイヤル式ならSPERZELでしょ!(←ミーハー)
軽いし!
 
アクリルボディはただでさえ重いので、
ペグも出来るだけ軽いのが良いよね。
 
で、測ってみました。
 
純正でついてたペグ。146g
軽い〜。でも狂う〜のでボツ。

 

GOTOHマグナムロック 224g。

 

SPERZEL 209g(もう買ってるし)

 

ま、15g程度でしたが、
見た目も好きなのでSPERZELにしました。
 
クリア塗装して完成!

 

ローズの突板の色が濃い目だったので、
クリアを吹いたら木目があまり分からなくなってしまったけど、
形はけっこう良い感じになった♪
 
サイドとかに木目が濃く残った;
多分、白木なのに下地に余ってた色付き(黄)砥粉を使ったせいかも?
チッチャイことは気にするな!ワカチコ!ワカチコ〜!
 
ついでにZUWEIのロゴも削って、、

 

コントロールノブは本物のを移植。
ピックアップカバーにもそれっぽいバーをくっ付けた(笑;)
 
ネームプレートも作ってみた。


以上、アクリルギター改造計画の終了でした。

 
 
※一応エレキギターの「コピーモデル」について知らない方のために補足しておきます。
エレキギターの世界では「コピーモデル」という存在がある程度認められていて、
グッチやエルメス、ヴィトンなどの紛い物ブランドの話とは少し様子が違います。
もちろんロゴも同じにして本物として売るようなことは詐欺ですし、
長い歴史の中では裁判沙汰になったりもしましたが、
現在ではある程度正当化され(一部ではライセンス契約をして)コピーモデルが存在しています。
極論で言えば「バイオリンはどこのメーカーが作ってもあの形になる」みたいなことかと。