周辺機器が,FPSなどシューティングゲームにおいて“撃たれた”衝撃を演出しようとすると,これまではゲームコントローラが振動するくらい。いくら背伸びをしても専用チェアなどが揺れる程度で,疑似効果と呼ぶのも少々難しい,いわばフレーバーに過ぎなかった。
TN Games という周辺機器メーカーは,そこに目をつけた。被弾の衝撃を実際に身体に伝える「3rd Space」テクノロジーを開発し,その技術を応用した“ベスト型”の周辺機器「3rd Space FPS Vest」を,E for Allの会場で公開したのである。
3rd Space FPS Vestでは,ベストの裏地部分,前面と背中の左右に突起が複数設けられている。敵の攻撃を受けるたびに,その突起がプレイヤーの体に向かって伸びることで,撃たれた衝撃をプレイヤーにフィードバックするというわけだ。
会場にはデモ機(?)があったので実際に試してみたが,画面上で攻撃を受けたと同時に,確かに突起は筆者の体を突いてくる。しかし,突起はそれほど鋭利なものではなく,銃弾の衝撃というよりは,指で押されるような感覚だ。腹部の突起が反応したときなどは,くすぐったくさえ感じてしまう。
さて,この3rd Space FPS Vestをゲームに対応させるには専用パッチが必要で,現在のところ,サポートされているのは「Call of Duty 2」と,TN Gamesの自社タイトルとなるFPS「3rd Space Incursion」のみ。3rd Space FPS Vestが発売される予定の2007年11月中には,Doom/Quakeシリーズ対応パッチも公開の予定という。価格は189ドル(約2万2000円)となっており,対応ゲームタイトルの数を考えると,かなり高い印象が拭えない。
ちなみにサイズはスモール/ミディアム兼用と,ラージ/Xラージ兼用の2種。色は黒,赤,カモフラージュの3色で,けっこう充実している。
現時点で日本での販売予定はない(=代理店がついていない)とのことなので,輸入に頼るしかなさそうだが,面白デバイスに目がない人は,TN Gamesの直販ページ
から注文してみてはどうだろうか。ちなみに日本時間2007年10月19日時点で,同社のサイトでは169.99ドル(約2万円)で売られている。