皆様お疲れ様です。



今年の1月10日は

初めての祥月命日でした。



谷底まで落ちるかと思いましたが

周りの人達やこのブログの皆様のおかげで

乗り越える事が出来ました。




でも

祥月命日を迎えたという事は

1年が経ったという事でもあります。



長男が亡くなってからの1年間は

とにかく祥月命日まで頑張るという事が

無意識に思っていた目標だったと思います。



それは無事達成されました。



でもまた新たな1年を迎えた今

別の寂しさもやって来ているんですよね。



去年はまだ生きていた

という思い出が無くなるという事



これが意外と寂しい…



長男と距離が遠くなったような

感覚があります。



そして1月16日

この日は長男が完全にお空へ旅立った日



肉体も無くなってしまった日なんです。



10日に亡くなって

16日に荼毘に付すまでの間



私の傍には静かに眠る長男が居ました。



話しかけても答えてくれないし

起き上がっても来ないけど

優しい顔の長男を見ていると

不思議と寂しさが薄まるような

気がしていました。



このままずっと一緒にいられたら

自分を保てるかもしれない。



そんな事も思っていました。



だから亡くなった事ももちろん嫌でしたが

長男の身体が無くなってしまう事も

ものすごく嫌で嫌で仕方ありませんでした。



出棺の時も

長男にずっと抱きついたりして

出発を1秒でも長く遅らせたい



そんな悪あがきも実はしてました。



後日娘も同じ事を思っていた事を聞き

嬉しくなった事もありました。



そしてそんな1月16日も過ぎてしまい

ついに長男の何もかもが無くなってしまった

1年がスタートしました。



そんな事

考え無くても良い気もするんですけど

やっぱり考えちゃいますよね。



そしてポツリと

「寂しいなぁ…」って



つくづく思います…






先日のYahooニュースで

阪神・淡路大震災の時に

20歳の息子さんを亡くされたご夫婦が

お話されていた言葉が胸に残っています。



30年経って50歳になっていたであろう

息子さんの姿が想像出来ないんです、と

遺影の息子は若いままだから…という言葉。



まさに将来の自分だと思いました。



そして遺影の笑顔の長男は永遠の21歳



いずれ娘や次男が

長男の年齢を追い越していきます。



もちろん娘達が

元気に成長してくれる事は

何にも変え難い嬉しい事です。



でもそこには

もう歳を取らない長男がいます。



楽しみにしていた子供の将来を

見ることが出来ない。



こんな寂しい事があるのかと思います。



そして年を重ねる度に

思い出の中の長男とどんどん離れていく事が

たまらなく悲しくなります。




そして話はYahooの記事へ戻るのですが

その記事の最後に

ご夫婦がこう話されていました。



いつか息子と再会出来る時が来るまで

精一杯生きようと思う。


そして、いつかまた家族になって

「やっと一緒になれるね」と声をかけたい。



これを読んで

きっとこのご夫婦は30年

ずっと思っていたんだろうな


息子さんと一緒に過ごす事を。




夢見て過ごしていたんだろうな


再会するその日を。



そんな事を思ったら

自分はまだまだだなぁと思いました。



私もこのご夫婦のように

純愛のような気持ちで長男を想いながら

過ごす事が出来るだろうか



そして私も30年経ったとして

どんな気持ちでいるのだろう。



今の私には全く想像がつきません。



だけど私もこのご夫婦のように

長男と再会出来る日を夢見て

精一杯生きていこうと思います。



いつかまた全員集合して

家族になりたいなと思います。



ちょっとまだ時間がかかるけど待っててね

いつか必ず会いに行くからね。





先日の写真の舞台裏的動画です(笑)





最後までお読みくださり

ありがとうございます。










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