皆様お疲れ様です。
「あけましておめでとうございます」
この言葉を心からそう思って言うことは
多分もう一生無い予定。
そう思っています。
年が明け仕事やプライベートで
いくつも挨拶を交わしてきました。
私は今回喪中なので
ビジネスでもこの言葉は使いませんでした。
というか基本的に普段毎年
「おめでとう」は使わず
おはようございます
本年もよろしくお願いいたします。
だいたいこれ一本で乗り切ってきました。
そして今年に関しては
私の挨拶は変わらないのですが
挨拶をしてくれる方達は
今年の事情を察して
おめでとうは言わないでくれるのですが
そうでない人も居たりするわけです。
もちろん私の事情を知らない人もいるので
それは仕方ない事だとは思います。
でも、この人お通夜に来てたんだよなー
っていう人から
めちゃくちゃ元気に
「あけまして!おめでとうございまーす!」
みたいに来た時は「えっΣ(゚д゚;)」って
なったんですけどまぁ、いーかーって
別にこの人に
そこまで大変に思ってほしい訳でもないしね
あくまでも我が家の事情だし
ただ、その方は若い人なので
他でも言わなきゃいいかなー
なんて思っていました。
……と、思っていたんですけど
これを皮切りに
結構いるいる!
私の事知ってておめでとうって言う人
途中から「無」になりました(笑)
まぁ、そりゃそうだよな
私からすれば長男が亡くなった事は
人生の一大事
でも他の人からしたら
そういう事もあったな程度
お通夜も1年前だし記憶も曖昧になるよなー
逆に誰からも私と同じ温度感で
悲しまれたらそれもそれで申し訳ないし…
分かってくれる人だけが
そうであればいい事なんだ
そんなふうに思っていました。
…そんな新年のある日
私の家の裏に父の弟
いわゆる「おじさん」が住んでるんですけど
そのおじさんが
私の家にやって来ました。
次男にお年玉を渡すためです。
\ピンポーン/とチャイムが鳴り
「はーい」と返事をして扉を開けました
するとおじさんが
扉の隙間から顔を覗かせて
「あけましておめでとう」
「これ、下の子にお年玉持ってきたよ」って
……いやーー
お年玉はありがたい
お礼もちゃんと言いましたよ。
でも
あなたは「おめでとう」言っちゃダメよ(笑)
あとは生命保険の担当の方
長男の保険もその人で加入してたんだけどな…
まさかのLINEで
「あけましておめでとうございます」が来ました
これはさすがに
どちらにもびっくりしましたよね
まぁでも
そんな事にいちいち腹立てても仕方ないので
色んな人がいるもんだなぁー
なんて思っていました。
それから数日後
取引先へ新年のご挨拶へ行った時の事
私が会おうと思っていた
仲良くしてくれてる方が
本日はお休みだと知りました。
その日がその会社は仕事始めなのに
インフルエンザにでもなったのか?
なんて思っていたら
お母さんの一周忌です、と
教えて貰ったんです。
その瞬間
( ゚д゚)ハッ!となりました。
そうだ!
この方のお母様
長男とほぼ同じタイミングで亡くなったんだ!
すっかり忘れていました。
長男と同タイミングというのもあるから
そのせいで忘れていたのかもしれない
という言い訳も通じる。
でも完全に忘れていたという事実
もしも長男が亡くなっていなくて
その方にお会いした時に
私もひょっとしたら
「おめでとう」って言ってたのかもしれない。
そう思ったら
人の記憶なんか結構曖昧なものだなと
自分だけが悲劇のヒーローみたいに
思ってちゃいけないなーとか
冷静に色々考える事が出来ました。
日本のこういう挨拶の文化って
素敵だなとは思うんですけど
今のような立場になると
少しめんどくさいなーなんて思いました。
まぁ、あまり深く考えない事にしよう
そう思いましたが
やっぱりおじさんの「おめでとう」だけは
なんかモヤモヤした私でした(笑)
最後までお読みくださり
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