皆様お疲れ様です。
今回は最近出てこなかった
親友E君のお話です。
以前のブログで
E君の活躍について書きました
この時、E君は
自分が携わった作品の
エンドロールに自分の名前が出ると
教えてくれました。
そしてそれは現実となり
画面を通して名前を見る事が出来ました。
初めて画面から見るE君の名前
とても誇らしく嬉しかったです。
私はその画面を仏壇の長男へ
「ほら、アイツ頑張ってるぞー」と
見せてあげました。
でもまだこの時、作業的には
アシスタント的な作業だったんです。
ですが先日ついに
アニメを作る上で超重要な
「原画」をE君が手がけた回が
放送されました。
原画とはアニメの根幹のような部分で
ここの出来でアニメそのものの出来栄えが
変わってくるくらい大事な作業
上司に直談判して
SNSで見初められて
手に入れた仕事がこの原画でした。
そしてこのE君や長男が好きだったアニメの
原画を手がけるという事が彼の夢でした。
シーンの長さでいうと1分くらいなんですけど
でもそれでもこのシーンは
彼が手がけたシーンで
E君が書き上げたシーンです。
私は配信で見ているので
リアタイよりも数日遅くなってしまうのですが
リアタイ当日は
E君やイツメン達のインスタでは
この話題で大盛り上がりでした。
そして私もついに
数日遅れで見る事が出来ました。
どのシーンというのは
だいたい聞いていたので
そのシーンが始まった時は
涙が出てきました。
自分でもどういう感情だったのか
あまり良く分からないんですけど
E君を称える涙
長男への報告の涙
長男を想って悔やむ涙
色々な感情が混ざっていたと思います。
そしてもちろん
エンドロールも飛ばさずに全て見て
E君の名前をこの目で見る事が出来ました。
私は嬉しくなって
E君にインスタのDMで
見たよー!って言いました。
そして彼の書いたシーンは
だいたい分かるのですが
詳しく知りたくて
どこからどこまで書いたの?って聞いたら
ここからここまでというのを
教えてもらいました。
それでやっぱりこれは
本当にE君が書いたんだなぁーって思いました。
大好きな作品で
自分の書いた絵が動いて
そこに声優さんが声を当ててる
こんな幸せなオタクが
この世に存在しますかね?
本当にこれは大きな夢!
ドリームだと思いました。
ありがとう!とE君にお礼を伝え
私は和室へ向かいました。
仏壇の前に座り
放送されたアニメを
長男の方へ向けて再生しました。
静かな和室に
アニメの音だけが響きます。
何の脈絡もない1シーンだから
長男に通じたか分かりませんけど
でも長男も大好きな作品だから
きっと理解出来るはず!
長男はこれを見てなんて言ったでしょうか
「アイツ、マジでスゲー!」って
言ってくれたかな?
涙脆い長男は、ひょっとしたら
嬉し泣きしちゃってたかもしれないですね。
「良かったなー、○○(長男)」って
一言声をかけました。
立ち上がって和室から廊下へ出て
リビングに戻る途中
少し立ち止まりました。
廊下の天井を見上げて
深くひとつ息を吐き出しました。
E君の活躍はもちろん嬉しいんです。
だけどこの差はなんなんだろう、と
悪い自分がそう思ってしまったんです。
長男の社会で羽ばたく姿を
もっともっと見たかった。
社会人として成熟して
大人同士の仕事の話とか
めちゃくちゃしたかったなぁ。
そしてなによりも
このアニメを長男に見せてやりたかった
なんでこんな凄い事が起きているのに
お前はここに居ないんだよ!
理不尽だろ……
めちゃくちゃにも程があるよ……
俺が見たって仕方ないんだよ!ばかやろう…
お前が見ろよ、 ……… 見てくれよ。
現実はとても残酷だなと思いました。
でも本当にE君の活躍は嬉しくて
私はその後何回も何回も
配信されたアニメを見ていました。
頑張れーー!
そしてありがとうーーー!
船と朝焼け
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。