皆様お疲れ様です。
先日の休みの日の事でした。
この日は久しぶりに
奥さんと休みが被りました。
お昼ご飯を食べたあと
リビングでくつろいでいた時です。
「よし!今からリビング片付けよう!」と
奥さんが急に言い出しました。
私はどちらかというと
「計画的に物事を進めたい派」
でも奥さんは
「思い立ったが吉日派」
全く噛み合いません(笑)
せめて前日に「明日やろう!」と
宣言してくれれば
私も気持ちを作っておくのに
いきなり言われてかなりの苦痛
私からしたら
「よし!今から山登り行くぞ!」と同義です
もう、「えーーーーー!」ですよ。
……めちゃくちゃやりたくない
でもやらないと
家庭に不穏な空気が流れるのは間違いない(笑)
仕方ないな…と思ってとりあえずトイレに行き
「はぁーやりたくねー」と一言吐き出して
リビングへ戻って片付け開始(笑)
とはいえ私も
自分の薬BOXがごちゃごちゃしてきてて
そろそろ片付けたいな…とは思っていたので
そこから片付け始める事にしました。
普段飲む薬は引き出し付きのBOXに入れて
管理しているんですけど
その横にカゴがありまして
そこは普段飲まない薬と湿布が大半なんですが
ここがかなりカオスな状態(笑)
なので私はここの片付けを始めました。
ちなみに普段飲む薬ゾーン
間違えないように引き出し管理です(笑)
それで、その横のカゴなんですけど
ここは私の薬BOXなのに
何故か長男の風邪薬が出てくる
多分面倒くさくてここに置いていたのでしょう
という事は少なくとも
10ヶ月は片付けていなかったのか!?(笑)
なんて思って片付けていたんですけど
よく見るとその風邪薬
処方されたのが今年の1月9日
亡くなる前日に処方されたものでした。
この日かかりつけの先生に
熱がある事、胸が痛かった事などを伝え
診察してもらっていました。
そしてその日の深夜
彼は旅立ってしまいます…
そんな長男が
最後に生きていた日の証とも言うべき薬
しばらく手に取って見ていました。
すると横に見えた私の薬袋
これも処方された日は1月9日
私は同じ日にかかりつけの先生に
診てもらっていたんです。
私はいつもの診察なんですけどね
先生が「今日○○君来てたよー」
なんて教えてくれて
私も「アイツ、大したことないくせに
すぐ病院とか言うんすよ」
なんて話して笑ってたんですよね。
…でも、全然そんな事なかった。
まさかこんな事になるなんて……
気持ちがまたあの日に戻されつつも
この薬は捨てるべきか、取っておくぺきか
袋に印字された長男の名前を久しぶりに見て
愛おしく感じていると
どうしたの? と奥さん。
私:あ、いや、○○の最後の薬が…
と言っている途中で
「いらん!」と言い放つ奥さん。
「え!?」と思わず聞き返すと
「飲まないから捨てろ」
「あってもしょうがないでしょ」と
めちゃくちゃ辛口な
スーパードライ奥さん登場ですよ(笑)
これ、決して強がってるとかじゃないんです
私、思い出しましたよ
奥さんは感性が私と違うことを(笑)
例えば映画とかあるじゃないですか
面白い映画とか感動した映画
好きな映画って誰しもあると思うんです。
それで好きな映画って
何回観ても面白いじゃないですか?
1度だけじゃなくて
2度目3度目と観る度に
新しい発見や気付きがあって
どんどん深掘りしていくあの感覚
これがとても楽しいわけです
でも奥さんは
1度観た映画はもう2度と観ない
理由は結末が分かっているから
観てもつまらないんだそうです。
そーじゃねーよ!って
言いたいんですけど
きっと全然理解されないので言いません(笑)
あと、夜景とか
私は綺麗だから好きなんですけど
奥さんには
ただの明かり
にしか見えないんですって(笑)
だから奥さんは奇跡的に残ってた「爪」とか
汚いから捨ててーって(笑)
言えちゃうんだろうなー
物とかに対する想いや執着が
ほとんど無いんでしょうね。
なんか色々思い出して
あぁ、そういうことかと
ある意味納得(笑)
なるほどなーって思って
でも私はお前(奥さん)とは違うぞーって
思ったんですけど
今回の薬は捨てました。
理由としては
これを残しておいたら
私はずっと1月9日に囚われそうだと
思ったんです。
もちろん大切な物は残すし
この薬も亡くなる前日に
長男が生きていたという大事な証
だけど
これがあったら
私は前に進めないかもしれない
そんな事を思って捨てました。
捨てた事で進めなくなるっていう
パターンもあるかもしれないですけど
ここは奥さんのスパッとした
良い所を見習って捨てました。
それで
本当は今回のブログ
奥さんのそういう性格をイジりつつ
片付けをしたよっていう記事にしようと
思って書いてたんですけど
やっぱり書いてる途中で
思い立ってしまい
ゴミをまとめた袋へ
探すこと数分
長男の薬袋を見つけました。
でもね
また戻したんです。
私にはこれだけあればいいと思って
写真にだけは収める事にしました。
そして今回のブログは
最後に朝日とか海の写真は上げません。
すみません
その代わりには全然なれないんですけど
今日は私のワガママに付き合ってください。
どうか皆様見てあげてください
私の想いと
長男が生きていた最後の日を
ただの薬袋なんですけど
1人の人間の人生がそこには確かにあった
そして私達の愛や幸せも
そこにはあったんだって
忘れないように
思い出させてくれる
大切な日なんですよね。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。