皆様お疲れ様です。
昨日、私はかかりつけ医へ行ってきました。
医院の場所は駅前なんですけど
ちょうど私は来週の木金で
青森の弘前へ行くので
その旅券の発券に駅に行く必要があったので
歩いて行く事に。
なんか来週は
水曜日が新宿で会議
木曜日、金曜日が弘前と
外出多めウィークとなっております。
とはいえ
ブログは多分休まず続けてしまう
完全ルーティンな私(笑)
コメントとか遅れる事もあるかもしれませんが
何卒よろしくお願いいたします。
さて、
私がかかりつけ医に行った理由
それは先日のブログにも書きました
心電図検査
これをやりに行って来たわけです。
結果は先月受けた心電図検査と同じ
「完全右脚ブロック」
基本的には問題無し
という事になりました。
だけど長男の事もあるから
一度詳しい検査を受けてみるのも
全然悪い話じゃないよ
もし行くなら
紹介状書くからね、と
仰ってくれました。
これはこれで良かったんですけど
私、実は今日
先生にどうしても見てもらいものがありました。
それは長男の「死亡検案書」
今回の心電図検査の事も含め
死亡検案書を先生に見てもらったら
長男の死因のヒントも何か分かるのではないか
そう思っていたんです。
先日、先生から電話が来た時に
本当は嫌だったけど
死亡検案書の死因の所を
写真に収めておいたんです。
それで「先生…これ見てもらえませんか?」と
予めセットしておいた写真を
先生に見てもらいました。
先生は
「これ、書き写して良いですか?」と言い
私は「どうぞ」と答えました。
先生はカルテに
死亡検案書に書かれている事を
全て書き写していました。
そして書きながら
本当に丁寧に
その言葉の意味を説明してくれました。
先生:まず、急性心機能不全
これは良く使われるんだけど
「心臓が止まりました」っていう意味だから
不整脈でも、脳でも、事故でも
人は亡くなったら心臓は止まる
そういう状態です、という事です。
先生:あぁ、これ解剖もしてるんだ。
私:はい、ここから何か
読み取れませんでしょうか?
先生:うん、これね
冠動脈一部硬化狭窄って書いてあるの
あとこっちに左心室肥大
これは、ほぼ間違いなく心筋梗塞だと思う。
冠動脈が狭くなって詰まってしまっている状態
これを心筋梗塞と呼ぶんですけどね
と言って先生は
心臓の本を持ってきてくれて
図解で詳しく説明してくれました。
先生:結局この状態っていうのは
1ヶ月や2ヶ月でなるものではなくて
何年も何年もかけてこういう状態になるんです。
食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、喫煙、飲酒
そういう全ての要因が積み重なって
出来たものだと教えてくれました。
先生の話を「うん、うん」と聞きながら
とても複雑な気持ちになりました。
まずは死因がはっきりと分かった事
今までぼやっとしか無かった事が
ちゃんと分かって
やっと長男の事を看取ってあげられたような
そんな気持ちになりました。
そしてこれでまた心に一区切り
打てるかもしれないと思いました。
でも、その一区切りに行くまでに
私は思い悩まなければならないという事も
思いました。
何年もかけてこういう状態になった
この言葉が引っかかりました。
確かに長男の食生活や運動不足は
ずっと気になっていました。
塩やソース、油など
とにかく使用量が多く
食べる量も誰よりも多かった。
お酒も水みたいに飲むしタバコも吸う
運動なんかしている所を
見た事は無いし、やってる素振りもなかった。
再三長男には注意もしてたけど
あまり聞いてはもらえずにいて
結果それを容認してしまった。
自業自得と言われれば
それまでなんだけど
やっぱり親として
もっときちんと管理すればよかった。
そういう新しい後悔
「仕方なかった」って
なんか思えなくなった。
先生も長男が亡くなる前日に
長男を診察していたんですけど
「朝、胸が痛かった」という話は聞いていて
心筋炎などを疑って色々調べてくれていた事を
話してくれた。
でもその時は痛みも無かったので
先生も見抜けなかった。
だから先生も悔やみきれず
手紙をくれたり電話をくれたり
色々して下さったんだなと思った。
そんなふうに先生の心情を察すると
それもそれで辛いよなって思った。
ただ、不整脈の「ブルガダ症候群」
これに関しては断言は出来ないけど
長男の死亡検案書を見て
かなり遠のいた、と言ってもらえた。
もちろん精密検査をしていないから
という理由で断言出来ない
という事なんだけど
基本的には問題無しという事になった。
どんなに後悔しても長男は帰ってこない
でも、今回色々な事を教えてくれた。
それを無駄にせず
家族の健康維持に活かしていく
それしか今の私に出来る事は無いと
心に誓った。
先生には
長男の最期を看取ってもらったと思って
「長男の事教えてくださって
ありがとうございました」と
感謝を伝え頭を下げて帰ってきた。
帰り道とぼとぼ歩きながら
ふと長男の事を思い出す
あの日の記憶が蘇る
さっき知った長男の死因
なんかアイツが2回死んだ気がした。
でも何故かボソッと
「待たせたな、悪かったな」って呟いて
空を見上げたけど
涙は出てこない。
今、すげー悲しいはずなんだけどな…
思いっきり泣きたいはずなのに
泣けないんだよな…
結果不摂生が原因みたいな病気だったのに
亡くなる前夜の夕飯が
娘に付き合ってダイエット飯だったって
ものすごい皮肉。
なーーんか
色々と上手くいかねーもんだよなーーって
お空の長男に向かって思いながら
家に帰りました。
朝焼けと漁船
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。