皆様お疲れ様です。
先月、出版をする、しないで
ちょっと悩んだ事がありました。
まだまだ記憶も新しいかと思います。
このブログでも私の悩む様子が
伺えたかと思うのですが
実は最後まで悩んだのは
母から言われた一言があったんです。
今回は母についてと
その時の事を書いてみたいなと思います。
母は御歳78歳
父よりも1つ上です。
馴れ初めとかは知りませんが
母はガッツリとビートルズ世代、
当時は相当好きだったようです。
そして父が昔バンドマンだった事を考えると
そういう繋がりなのかな?なんて
勝手に想像しています。
今は長渕剛をこよなく愛する母
最近はあまり出歩かなくなりましたが
以前は実妹と一緒にライブ三昧の生活
近隣のライブはもちろん
桜島までライブを見に行ったり
何年か前に行われた
富士山での24時間(だったかな)ライブにも
足を運んだりしていたかなりのタフネス(笑)
今年フェスで熱中症になった私とは
えらい違いですね
今はDVDが発売されれば
特典目当てに私が
お店まで買いに行かされております。
そんな母ですが
子供の頃はほとんど怒られた記憶は無く
私の要望にはほぼ応えてくれる
とても優しい母親でした。
今思うとありがたかったですね
いわゆる溺愛なんだろうとは思いますが
孫が生れてからの母は
その溺愛がさらに加速して
長男達に向いたことは言うまでもありません。
長男が小さい頃
夏休みの日中はほとんど
母に見てもらっていました。
以前、次男が実家にログインしたっていう
話を書いた事がありますが
本当に孫たちの思うがまま(笑)
何でも言う事を聞いてしまう母
そんな事もあって
夏休みは実家へ行って
毎年5キロ太るのが恒例に(笑)
その度に言うんですよ
「あんまり食べさせるな」と(笑)
小学生の頃なんか
与えただけ食べちゃうんだから
限度というものがあるだろうと
そう言うと決まって
「だってぇー可哀想じゃない?」って
言うんですけど
あんな美味しそうに
食べ物を頬張る姿のどこが可哀想なのか
言ってみろー!(笑)って
私とやり取りするのがテンプレートでした。
そんな母ですから父同様に
長男が亡くなった時はずっと泣いていましたよ
あなた達が一番辛いのは
分かっているんだけど……と言いながら
一番泣くという状況。
長男を想って泣いているのか
私達を想って泣いているのか
きっと本人も訳分からないような
状態だったのかなと思います。
しばらくは私の顔を見るだけで
泣いてましたからね。
こっちも釣られちゃうから
いい加減もう泣くなと
ツッコミ入れた事もありました。
その頃になると泣きながらも
笑って「そうだね」と言えるくらいには
なっていました。
そして先日の出版騒動の時
実は母にだけ相談したんですよね。
なんならブログの事も話しました。
私のこんな話を真面目に聞いてくれるのは
母だけだと思ったからです。
ちなみにブログは読み方が分からない
という事と
読んだら絶対泣くから読まない
との事でした。
私も教える気はありませんでしたが(笑)
それは置いておいて
出版に関しては費用の話含め
全て話しました。
でもその時から私も頭の中で
あまりにも金額が現実的でないのもあって
多分断ると思うとは話していたんです。
今思えば
誰かに聞いて欲しかったのかもしれません。
そしてブログ内のコメントでも
皆様から様々なご意見をいただき
やっぱりこれはきちんと断わろう
そんな事を思った矢先
母から電話がかかってきました。
出てみると
出版に関しての話でした。
母は
お金の事は置いておいて
あなたの気持ちはどうなの?、と
続けて
本当は書きたいんでしょ?
そのあなたの書きたいという気持ちは
○○ちゃん(奥さん)が
腕にタトゥーを入れた時の気持ちと
同じなんじゃないの?
本気で心に電流が流れました
本心を言えば書きたいし
タトゥーと同じって言われたら
同じだと思う。
本にすれば、長男に対して
自分の愛情を示して形にできると
そう思った。
そんな感じの事をボソッと
言ったと思います。
お金なら私も協力するから…
とまで言われたんですけど
先日の記事の通り
ビジネスライクな人と同じ熱量で
仕事は出来ないし
どう考えても私だけが損をするシステムに
納得は出来なかった。
長男の死を弄ばれるような気がしたんですよね
だから
そんな事に私や家族の大事なお金は使えない
そう思って結果お断りしたんですけどね
あの時の「タトゥーと同じ」って
言われた時の衝撃がすごくて
今でも思い出すと涙が出そうになります。
やっぱり母親ですね
なんでもお見通しな感じがしました。
ありがとう
心配かけてごめんね
そして、最近母のご飯食べてないな
このブログを書きながら
そんな事を思う私でした。
そういえば先日ブログで
父の事を書いた時に
「父がどんなか見てみたい」という
お声をいただきました。
仏壇の横の長男スペースに
葬儀で飾ったボードがあるんですけど
その中に父を発見
パシャっと撮ってきましたよ(笑)
数年前(多分70歳くらい)の姿だと思います
写真には
あまりファンキーぶりは出てませんが…
左は多分中学生くらいの長男
右が父
この父はそこまで若々しくはないですね(笑)
まあでも、ハットにベストとか
ちょっとその片鱗を感じます
という事で
今回は母についてでした。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の人生の新しい出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。