皆様お疲れ様です。



またこの日がやって来ました

長男の月命日です。



早いもので8ヶ月が経ちました



今月も長男に向けて

手紙を読んでいこうと思います。



よかったら聞いてください。





〇〇(長男)へ


またあれから1ヶ月という

月日が経ちました。


まだまだ暑いけど夏も終わり

秋が深まっていきます。



正直言うと

今日、俺は何を書けばいいのか

分からないんだ。



お前にかける言葉が

見つからないんだよな。



これは良い意味なのか

または悪い意味なのか



自分でも良く分からない。



だからって

俺の心が迷子っていうわけでもないんだ。



なんでこんな事になったのか

それは多分この前行った

アジカンのファン感謝祭



あの時からだと思うんだよね。



あの日お前は

俺の為に

すげー頑張ってくれたんだと思うんだ。



あの日感じた

お前からのメッセージ



俺達はずっと一緒だから

安心してくれよって

言ってくれたんだと思った。



今まで同じようなメッセージを

想像したりして

無理矢理自分を納得させようと

した事も何度もあった。



涙を流して

歯を食いしばって

きっとお前はこういう事を

言っているに違いない、と


自分に言い聞かせて

その言葉を盲信し

奮い立たせて

なんとか生きてきた。



辛いのは俺じゃない

お前が一番辛いんだって



そう思って今まで生きてきた。



もちろんその考えは

今も変わらないよ。



そしてまだ俺も

お前の死に

ちゃんと向き合えていない。



でもね




お前はいつも一緒にいてくれるっていう

感覚がものすごくあるんだ



なぜか自信あるんだよね、そこに。



なんだ、ずっといてくれたんだって

そんな事を思うんだ



お前が生まれてきてくれたことも

一緒に笑ったことも

喧嘩したことも

そして、死んだ事も


あの日、あのライブの時に

全ての道が1つに繋がったような

そんな感覚があるんだよな


それで

だからかどうか分からないんだけどさ


先月の手紙で俺の身体を

半分貸すって言ったけど



今はもうどこにいるのか分からない



俺の身体にいるかもしれないし

近くにいるのかもしれない



多分もう混ざり合い過ぎて

分からなくなってるんだよな



だから姿は見えなくても

寂しくないのかな?

今はそう思ってる。



ありがとう



お前は手がかかる息子だと

ずっと思っていたけど



どうやら俺が手のかかる親父

だったようだ。



今日はお前に

なんて声をかけたらいいか分からない

なんて言ったけど



俺、分かったよ

俺はお前に感謝の気持ちが

伝えたかったんだ。



それに気付いたよ。



これから先

お前の事を想って

全ての日を笑顔で過ごせるとは思わない。



もちろんどうしようもなく

涙の出る日もあるだろう。



でも、またこの場所に帰ってこられるんだ



だから、これからの人生を

お前と一緒に胸張って生きていける



だから見てて



こんなダメな親父に色々気付かせてくれて

ありがとう。



今まで一緒にいてくれて

ありがとう。



これから先も一緒だと教えてくれて

ありがとう。



本当にありがとう。



2024年9月10日             父より







涙が落ちて 海に注いで

何時しか空まで戻るような

何一つ残らなくたって 君が笑えば

それで雨が上がって 頬が乾いて

その跡に虹がかかるような

そんな時を想って

どうか君よ笑って


混ざり合って

混ざり合って

笑い合って

混ざり合って行くよ





最後までお読みくださり

ありがとうございます。










はじめましての方へ

よろしかったら

こちらもお読みいただけますと幸いです。



私の新しい人生の出発点です

どうぞよろしくお願いいたします。