皆様お疲れ様です。




先日の休みの日



私が普段薬を入れている

カゴかあるんですけど



何気なくそこを片付けていたら

何故か出てきたんです。





喪服のネクタイ





何でそこにネクタイがあったのか

全く記憶が無いんですよね。




おそらく最後に着用したのは

長男の四十九日法要



約5ヶ月前



なんでここに置いたんだろう?

思い出せません。



そして

この頃はもうブログもスタートさせていた


とはいえ

書き方もまだまだ良く分からなかったし

(今もそうかもしれませんが…笑)


コメントも少しづついただいたり

私も少しだけ心に余裕が出来て

自分以外の方のブログを読ませていただいたり

コメントさせていただいたり


そんな時期だったのかなぁと



1月末くらいから始めたブログ


なんだかんだ今日まで毎日続いています。



自分でも良く続いたなと

驚いております。



季節も長男が亡くなったのは冬でしたが

気が付けばもう夏




だんだん過去になっていくなぁ……



それがいいのか、悪いのか

良く分かりません。



複雑な寂しさだけが

ただただ胸に残ります。





それでその

カゴに入っていたネクタイを

喪服の所に戻しに行きました。



喪服は長男の部屋のクローゼットに

保管してあります。



喪服は昔からそこが定位置だったんです。



亡くなったからとか

そういうわけではありません。



久しぶりに長男の部屋のドアを開けました



そこは過去と現在が同居する不思議な空間



片付けは進めてはいたものの

今は全く止まってしまっていて

辛い記憶に蓋をするようにドアを閉め

しばらく開けていませんでした。



なんとか前を向こうと

倒れても立ち上がって

歩いては止まり

休んではまた歩いて


長男の為にと

楽しめる事は全部楽しんで

出来るだけアクティブに過ごしてきた


無理矢理ってわけじゃないけど

そこそこ穏やかに、そして楽しく

家族や会社の人達、ブログの皆様のおかげで

ここまで生きてこられたと思っています。



でも



長男の部屋のドアが開けられない

という事は


やっぱりここに自分の心の闇みたいな

負の感情が閉じ込めてあるんだろうな



未だに片付けられていないという事は

そういう事なんでしょうね



改めて思い知らされましたね。



かなり片付けてはあるんですけど

部屋のインテリアはまだあまり触れておらず

長男がセッティングしたままのものが

かなりの数あります。


やっぱりそれを動かしたくないんですよね

なーんか胸が苦しくなる



逆にいっその事10人くらいで

一気に「えいや!」で

片付けてしまいたいくらいです。



そんな事考えても

結局何も出来ない私……


無力さを感じます。



たった1本のネクタイを

しまうだけでこれですからね



やっぱりまだまだダメですね



悲しくなったので

その足で外に出て

海岸沿いを歩いてきました。



最近私は長男の事を「風」に例えようと

風に長男を感じるようにしようと

そう思う事にしたんです。



先日書いた記事

これを書いてから

「優しい風」がとても心地よく感じるように

なったんです。



そしてこの記事を書いた日に

たまたま見ていたアニメで


亡くなった父親の墓前で

主人公が決意表明のような感じで

父親に語りかけるシーンがあって

語り終えて立ち上がり、振り返った瞬間

主人公に後ろから追い風が吹いて

驚いた主人公が振り向くと

そこには父親のお墓がある…

そんなシーンだったんです。



本当にたまたまなんですけど



あぁ、やっぱり「風」だよな、と(笑)


でもこういう偶然は大事にしていきたいなって

そう思って「風」=「長男」という事に

少し無理矢理ですがなったわけです。



海っていつも風が吹いてるんです



どちらかといえばちょっと強めですけど(笑)



でも潮の香りに包まれて

風に包まれて

凄く心地よい



海なら徒歩1分だから

いつでも行かれます。



海水浴場でもない家の前の海は

基本誰もいません。



なのでその風を独り占めできます。



顔を上げて両手を広げ

深呼吸しながら歩くと

気持ち良いです。



こんな事をしながら

ザワついた気持ちを

落ち着けていた休みの日でした。



いよいよ明日は月命日

そして今週末は長男の新盆



変に意識しないようにはしてるんですけど

やっぱりどこかザワつくのかも

しれませんね。



最後までお読みくださり

ありがとうございます。










はじめましての方へ

よろしかったら

こちらもお読みいただけますと幸いです。



私の新しい人生の出発点です

どうぞよろしくお願いいたします。