ハンガリーの東側、トカイという地区は、国境近くの丘陵地帯にぶどう畑が連なる小さな一帯だと聞く。
ハンガリーの東側、トカイという地区は、国境近くの丘陵地帯にぶどう畑が連なる小さな一帯だと聞く。王侯貴族に献上されてきた甘口ワインの産地として名高いらしく、その代表格がトカイ・アスーだそうだ。出張帰りに立ち寄った酒販店で、店員がその話をしながら見せてくれたのが、リーデルのヴィノムというグラスだった。デザートワイン用に作られた小ぶりな一脚で、甘口ワインはこの形でこそ香りが立つのだと言われて、手に取ってみると、思っていたより軽く、口径の絞り方が独特だった。店員によれば、リーデルはぶどう品種ごとに香りの立ち方を研究し、グラスの形を変えているのだという。ヴィノムはその中でも比較的手が届きやすい機械製造のシリーズで、職人によるハンドメイドのソムリエシリーズより気負わず日常に置けるのが特徴らしい。トカイ・アスーは貴腐という、ぶどうをあえて完熟させ、糖度を極限まで凝縮させた状態から造られると聞いた。何百年も王侯に献上されてきた歴史があるというから、近代技術と伝統的な手法を両立させて品質を守ってきた造り手たちの積み重ねが今のトカイを支えているのだろう。グラスは取り寄せに数日かかると言われ、正直その場ですぐ持ち帰れないもどかしさはあったが、待つ時間もまた、遠い産地に思いを馳せる時間になった。気づけば、東欧の一地区の名前を、地図の中でようやく実感を持って見られるようになっていた。トカイ・アスー・6プットニョシュ シャトー・パジョス 2016年 ハンガリー トカイ 白ワイン 極甘口 500ml【合計12本で送料無料】【ワインセット】【ワイン ギフト】楽天市場ひでの日本酒版サイト、蔵から始まる旅のご紹介をしています。ひで|旨し国、日本を巡る47都道府県、酒蔵と地酒、その土地の肴、宿をひとつのページに。ひで|旨し国、日本を巡る。酒を買う前に、酒が生まれた場所を知る旅です。hide-sake-story.pages.dev