2024年4月、スペイン・バルセロナへ向け、福岡を旅立った。
この日訪れたのは、バルセロナ西方のタラゴナという街。
この街には同行している知人のスペイン人の先生が住んでおられる。
先生に会うという事で、若干緊張していた。
この日もレンフェを使うが、前日に乗ったのとは別の路線。
今回は特急である。
この路線からは地中海が美しく見えるはずだったが、この日も天候が思わしくなく、暗い海に見えた。
タラゴナに着くと、先生が迎えてくれた。
あらかじめ覚えていたスペイン語の挨拶をしようとするが、その言葉がさくっと出てこない。
逆に先生から「Como está?」(ごきげんいかがですか?)と聞かれてしまい、「Muy bien!」と返すのが精一杯。
先生の彼女さんも一緒に見えていた。
先生の車に乗せてもらい、タラゴナの街を案内して頂いた。
最初は「悪魔の橋」とも呼ばれる「ラス・ファレラス水道橋」。
この橋は2世紀頃に建造されたとされている。
およそ、1,800年ほど前の建造物が残っていること自体がすごいと思うが、またその時代に水を運ぶ機能を持った橋があったというのも驚きである。
そのあとは、地元の朝市に連れて行っていただいた。
新鮮な野菜やくだもの。
こちらは、前日にバルで食べた「アルカチョファ」。
ほかにも、腸詰などがふんだんに並んでいた。
先生はこのあとご予定がおありとのことだったので、一度別れる。
午後から、再会することになっている。
徒歩で行動できる範囲で、タラゴナの街を巡る。
「地中海のバルコニー」と呼ばれる本当はとても景色のいいところなのだが、天気はとても残念である。
ローマ円形競技場。
ここも1~2世紀の建築という。
ここから、この周辺を一周する「考古学の道」を歩くことにする。
素敵な回廊。
このような不思議な景色に出会うのはもちろん初めてである。
壁面のくぼみには鳩がたくさん巣を作っていた。
回廊を出て、元いたところへ戻る。
その間にも、欧州を感じさせる街並みがたくさんある。
先生達と合流し、食事をすることとなる。
パエリアの美味しいお店へ連れて行っていただく。
席についてもなかなか食事が出てこなかったが、知人と先生と彼女さんは楽しそうに話している。
内容は分からないが、不思議なもので笑うところだけは分かる。
私も、表情を変えながら、うんうんと話を聞いていた。
待つこと1時間、やっと料理が運ばれてきた。
第1弾、海産物の乗ったおじや風のパエリア。
パエリアはもちろん、初めて食べるロブスターもとても美味しかった。
第2弾、パスタを使ったパエリア。
いくつか乗っている白いソースはにんにくマヨネーズ。
おじや風のとどっちがいい?と先生に聞かれるが、悩む。
食事が終わり、先生達とはここでお別れ。
楽しい時間だったので、とても名残惜しい。
先の会話の隙に覚えたスペイン語で謝意を伝える。
「Me lo pasé bien muchas gracius!」(とても楽しかった、本当にありがとう)
先生達にちゃんと通じたのか、笑顔で返してもらえた。
素直にとても嬉しかった。
帰りの列車。
来た時と同じ特急列車のはずだが、時刻表を見ると所要時間が全く違う。
しかし、これに乗らなければ帰れないので乗ることにする。
出発してしばらくして、来た海沿いの路線ではなく、山を越える路線であることに気づく。
前日訪れた、サンサドルニダノイアの方を通るらしい。
少し遠回りである。
ホテルに戻るまでは結局2時間ほどかかった。











