まだ子供の頃、鉄道模型に興味を持ち、その後紆余曲折があったものの、今に至る。

 

子供の頃、とにかくブルートレインに乗りたかった。

ブルートレインの絵ばっかり描いていた。

しかし、博多からだとせめて大阪、できれば名古屋・東京まで行くのでなければ乗れない列車だった。

 

父親が飲んでいて機嫌がよかった時に、ブルートレインの夢を打ち明けた。

「おぉ、いいぞいいぞ、乗ろう」と上機嫌だったが、翌朝の記憶には残っていなかったようだ。


それでも、毎年帰省する四国への道のりで、ブルートレインに乗れないか、時刻表を眺めた。

寝台特急「あかつき」が岡山に5時過ぎに止まるので、それで行けないかと思っていたが、叶わなかった。

 

そのうち、就職することになり、勤務地は愛知県になった。

帰省はもっぱら飛行機でだったが、あの日のブルートレインへの思いが再燃してきて、時々乗るようになった。


元来、風呂に入らないと寝付けないタイプなので、名古屋駅から歩いて10分の銭湯で体を流した。

もちろん、新幹線も最終便が出てしまっているので、誰もいなくなった駅の中で東京からの列車の到着を待つ。

寝台特急「はやぶさ・富士」が4番線に入ってくる。

 

 

ほどなく発車。

ビールとおつまみを口にしながら、車窓のゆっくりとした風景を眺める。

電車とは違う、コトンコトンという音だけが身に響いてくる。

その音の中、眠りについてしまっている。

 

B寝台、上下向合わせの定員は4名

 

翌朝目が覚めると岩国辺りを走っている。

6:00になるとこの日初めての放送が入る。

「はやぶさ」は熊本行、「富士」は大分行で、門司で切り離されると案内。

 

下関駅で、直流機関車から交直流機関車へと機関車の付け替えが行われる。

次の門司駅では、交直流機関車からはやぶさ用、富士用それぞれの交流機関車に変わる。

 

 

私は、「はやぶさ」で博多まで行く。

博多駅のホームで、この先熊本まで行くはやぶさを見送る。

 

そんな「はやぶさ・富士」にもラストランが訪れる。

最寄りの駅では、特急「ソニック」に追い越されるため、停車をするダイヤ。

その様子を見に行こうと思った。

しかしこの日の「はやぶさ・富士」は大幅に遅延しているとのこと。

何時間か待っていると、動き出したとの情報がやってきたので駅にに向かった。

 

 

遅れはしていたが、ここでも「ソニック」の追い越しが発生したらしく、停まっているところを撮ることができた。

結構、大勢の方が見えていて、ラストランの事が思ったより広く知られていたのだと思った。

 

 

この最終編成が「さよなら富士・はやぶさセット」として、TOMIXから発売された。

 

 

機関車(すいません、ビニールはがしてません)

EF66(青)…直流形機関車

EF81(ローズピンク)…交直流形機関車

ED76(赤)…交流形機関車(はやぶさ用)

ED76(赤)…交流形機関車(富士用)

 

 

はやぶさも富士も同じ車両で構成されていて、それぞれ6両である。

なので、東京~門司は機関車を入れて13両編成

門司~熊本、門司~大分間は機関車を入れて7両となる。