週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。

 

日食は宇宙が見せてくれる大きな天体ショーの一つ。

ただ、狭い地域に限って言うと見ることのできるチャンスはそれほど多くはない。


ドリカムの「時間旅行」にも出てくる「太陽のリング」は2012年5月21日の金環日食のことを歌っていた。

福岡では部分日食であったが、それでもかなり欠けるとのことで、その日の午前中に休みをもらい、太陽用のNDフィルターも準備していた。

しかし、当日、空には雲がかかってしまい、観測できなかった。

 

そんなことがあったと思い出しながら、2020年6月21日の部分日食の日を迎えた。

天気もよく、ラッキーなことに日曜日だったため、海の中道海浜公園へでかけた。


2012年の時に購入していた太陽用のNDフィルターの径は58mmだったが、この頃使っていたレンズの径は77mmだったので使うことができない。

また、カメラのセンサーサイズもAPS-Cからフルサイズへと変わっていたため、レンズも流用できない。

仕方がないので、退役していたAPS-CのEOS 8000Dを持ち出してきて(レンズ径58mmのレンズで)撮影することにした。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
ISO感度:250
露出補正:-5

(トリムしています)

 

NDフィルターを通して見た太陽。

NDフィルターをつけたカメラやそれ用のグラスを使わなければ見られない姿である。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1/3200秒
絞り値:F5.6
ISO感度:100
露出補正:0

(トリムしています)

 

16:13頃、太陽の欠けはじめ。

太陽の下から月が入ってくる。

 

モード:Mモード
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
ISO感度:100
露出補正:0

(トリムしています)

 

16:49頃。

月は太陽の下から、左側をかすめて抜けてゆくようだ。

 

モード:Mモード
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
ISO感度:100
露出補正:0

(トリムしています)

 

17:13頃。

最大食を迎える。

ここから、だんだん太陽が明るさを取り戻しはじめる。

 

次に福岡で見られる日食は、2030年6月1日(なんと、土曜日)の部分日食。
北海道まで行くと金環食となるらしいので、都合をつけて行きたい。

 

そのあとは、2032年11月3日、そして2035年9月2日の部分日食。

2035年のは関東から北陸にかけて皆既食になるとのこと。