週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。

 

この日は、夏も真っ盛りとなり陽も強かった。

SLを撮りに出ようと津和野へでかけた。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5
ISO感度:100
露出補正:-1

 

まずは、長門峡近くの撮影スポットへ。

長門峡駅をを出発する汽笛に、いつ来るかいつ来るかと鼓動が高鳴る。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F5.6
ISO感度:125
露出補正:-2/3

 

津和野駅に到着後、転車台に乗るC57 1。

凛とした顔立ちの中にも、愛称である「貴婦人」の雰囲気も漂わせている。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F5
ISO感度:250
露出補正:-1

大きな動輪。

緻密な設計と製造がなければこれほどのものは作れない。

これと同じものを作ろうとしたら、今の技術だとどうやって作るのだろう。

当時の「職人」さんがいなくなった今となっては、もう作れないかもしれない。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F5.6
ISO感度:320
露出補正:-2/3

(トリムしています)

 

新山口行の上り列車を待とうと思った。

「道の駅 津和野温泉なごみの里」の近くに撮影スポットがあるとのこと。

道の駅で少し休憩させてもらって、現地に向かった。

 

しかし、ぽつりぽつりと頭に落ちてくるものがある。

この時、まだレンズは標準ズームを付けたまま。

望遠に換えたいと思ったが、この状況では難しい。

 

しかも、定刻になっても列車が来ない。

周りの人の話では、どうもこの先で大雨になっているらしく、山口線が運転を見合わせているとのこと。

この撮影場所も、まだ少しではあるが雨が落ちてきている。

雨具を持っていなかったので、撮影をやめて戻るかどうか悩む。

 

そうこう悩んでいると、運転を再開したよう。

津和野駅から「やまぐち号」がやってきた。

標準レンズでしか撮れなかったので、あとでトリムしている。

 

この場所はいいと気に入ったので、何年かしてから再訪してみたが、「やまぐち号」の津和野駅発車の2時間以上前にはすでに撮影できそうな場所は埋まっていて、とても撮れる状況ではなくなっていた。