まだ子供の頃、鉄道模型に興味を持ち、その後紆余曲折があったものの、今に至る。

 

九州の車両を集め始めて間もなかったころだと思う。

中古で、九州急行色のキハ58を見つけた。

すごく地味な存在なのだが、この車両は急行えびのや急行由布で使用されており、記憶にはあった。

 

 

急行えびのは、博多・熊本~宮崎を人吉(肥薩線)経由で結んでいた。

宮崎に住んでいたころ1度だけ帰省で利用したことがある。

所要時間は6時間半くらいと日豊線周りの特急「にちりん」より30分ほど多くかかったが、割安な急行料金で乗ることができるのが魅力だった。

 

それに、肥薩線と言えば、いくつもあるループ橋やスイッチバックが有名。

ゆっくりキハ58に揺られながら、それらを通過していくのが楽しかった。

 

キハ140・47系 いさぶろう・しんぺい

 

当時は、ひっそりしていたこの区間も、のちに「いさぶろう・しんぺい」号(指定もなかなか取れなかった)が走るようになったことで世に知れることになる。

尚、現在は残念ながら災害のため、不通となっている。

 

国鉄急行色との並び

 

急行由布は、博多~別府を久大本線経由で結んでいた。

博多~別府を乗り通した記憶はないが、大分や久住登山の入口である豊後中村までは乗ったことがある。

所要時間は3時間半くらいで、日豊線経由の特急「にちりん」には敵わなかった。

 

キハ185系 特急ゆふ

 

今は、特急に格上げされ特急「ゆふ」になっている。

 

キハ72系 特急ゆふいんの森

 

久大本線は、D&S列車(DESIGN & STORY)の代表格ともいえる特急「ゆふいんの森」が走っている。

おかげで、この列車の目的地である湯布院も非常に賑わうようになった。

さらには、この他にも特急「かんぱち・いちろく」や「或る列車」など他のD&S列車も運行されるようになった。