週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。

大阪伊丹空港の滑走路32Lが間近に見える千里川の土手。

迫力ある着陸シーンと素晴らしい空港の夜景が見られることで、多くの人に知られるようになった。

その前までは、最寄りの駅からも徒歩20分ほどかかるやや不便なところであったが、最近は近くにコインパーキングができたり、近くを走るバスの本数が増えたりして、比較的便利になった。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5
ISO感度:1600
露出補正:+2/3

 

現地に着いたのは夕方。

ボンバルディアのDHC-8-400が降りてくる。

プロペラ機なので、シャッタースピードを落としてプロペラに弧を描かせたいが、ブレない自信がない。

だが逆にシャッタースピードを速くすることで、空に浮かんだまま停止しているような不思議な写真になった。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
ISO感度:12800
露出補正:0

 

夕暮れになり、RW32Lに向かって着陸していく機を追う。

光量が足りない。

シャッタースピードを上げているが、ここまで上げなくてもよかったと思う。

おかげで、ISO感度が上がり、ざらざらな絵になってしまった。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1秒
絞り値:F5.6
ISO感度:640
露出補正:-1

 

夜になり、離陸機を狙うが、この時間、離陸便はそう多くなく、限られたチャンスである。

ここでの美しい写真をたくさん見かけているが、なかなかそのようにならない。

どうしても、機体が暗くなってしまう。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:30秒
絞り値:F20
ISO感度:100
露出補正:-1

 

飛行機が離陸滑走をはじめると、やることはなくなる。

そこで、シャッタースピードを思い切り長くして、飛行機の軌跡を残してみようと思った。

翼端の光と機体の点滅を航跡として描くことができた。

 

ここ千里川の土手であるが、現在、「豊中つばさ公園『ma-zika』」として整備が進められている。

屋根付き展望広場やトイレなどが完備され、8月に一部がオープンとのこと。

また、楽しみなことがひとつ増えた。