週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。

先回、投稿したSLやまぐち号の記事で、「心臓バクバク」の話をして思い出した。

撮るチャンスがそんなにないものを撮る時は何でもやはり「バクバク」する。

ドクターイエローもその一つである。

 

ドクターイエローは2編成あるうち、1月に1編成が退役して、その際に、結構話題にあがった。

月に3~4回くらいしか来ないのと、それが週末に合わないと撮りに行けないので、私にとっては「撮るチャンスがそんなにないもの」の一つである。

 

場所は山口県の徳山駅にする。

結構なカーブにある駅で、通過する列車もここでは減速するほど。

そのカーブに魅せられて、時々この駅に来る。



モード:Tvモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F9
ISO感度:320
露出補正:-1

(画像切り取りしています)

 

まずは、構図や設定合わせも兼ねて、通過する新幹線を撮る。

N700S「のぞみ」。

最新鋭の東海道・山陽新幹線の電車である。

16両あるので、蛇のように長い編成の後ろが写真に納まりきれないほど。

 

そんな中、ドクターイエローがやってくる時間が迫ってくる。

当然ながら駅での放送などないから、いつ来るか分からない。

耳をすましていると、だんだん大きくなる走行音が聞こえてきた。

もう、「バクバク」である。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F9
ISO感度:400
露出補正:-1/3

(画像切り取りしています)

 

新幹線は早いのでシャッタースピード優先にし、1/1000秒にセット。

露出は、ドクターイエローの黄色が淡くならないよう、若干落とした。

ドクターイエローは7両編成なので、のぞみの様に後ろが入りきらないことがない。

なのでこの構図は少し物足りない。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F8
ISO感度:250
露出補正:-1/3

 

これは、ドクターイエローが通過した後に撮った列車だが、こんな風に、もう少し引き付けて、車両の側面が見えるように撮るとよかったかもしれない。

 

その後徳山駅を後にして、山陽本線で九州へ戻ることにした。

まだ、暗くなるまでには時間があるし、なにせ、いい天気なので、門司港に寄ろうかと思った。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:+1/3

 

門司港エリアでは、しゃぼん玉を飛ばしていた。

明るい空に飛んでいくしゃぼん玉をとらえたくてカメラを向けた。

 

本来は、Tvモードにしてシャッタースピードを速くするものかもしれないが、この時はなぜか、Avモードで絞り開放にして、そのことでシャッタースピードを速くしている。

オートフォーカスを外し、マニュアルで飛んで行くしゃぼん玉にピントを合わせている。

カメラに任せると、透明のしゃぼん玉を通り越して雲や空にピントを合わせてしまう。

また、明るく撮りたかったので、露出を若干高めにしている。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/80秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:-1

 

ノスタルジックな雰囲気を出したくて、モノクロで撮ってみた。

明るい写真だとそのような雰囲気にならないので、露出も多少落としている。

ただ、電車やフェンスが新しすぎて違和感を感じる。

車両がいない時を見計らって撮るのがいいのかもしれない。