少し写真が分かってきた頃、いつか一眼を手にしたいと思ってくれた人向けに、自分なりの解釈で入門書(HELLO! DIGI-ICHI!)を書いたことがあった。
その「露出(補正)」編。

 

~ここから~

 

露出とはカメラに入ってくる光の量をいいます。

その補正を行うことができるので、撮りたいものを「明るめに」または「暗め」に仕上げたりできます。

 

明るめの写真は「ハイキー」な写真、暗めの写真は「ローキー」な写真とも言われます。

どちらが好きかは、撮影者の考え方やセンスによって決まっている気がします。

 

露出補正は1/3区切りの数字で表されることが多いです。

カメラが自動的に決めてくれる露出(光の量)を「標準露出」と呼び、これが「0」になります。

そこを基準に「+1/3」、「+2/3」…と数字を大きくする(露出補正)につれ「ハイキー」な写真になります。

一方、「-1/3」、「-2/3」…と数字を小さくする(露出補正)につれ、「ローキー」な写真となります。

この様にして選んだ、撮影者が表現したい明るさを「適正露出」と呼びます。

 

実例はこちらです。

 

ハイキーな写真(露出補正 +2 1/3)

ローキーな写真(露出補正 -1 1/3)

 

ハイキーな写真とローキーな写真では全然イメージが違うと思います。

 

どちらがお好みでしょう?

たくさんいろいろな場面を撮ってみて、ご自分の好みを探してみてはどうでしょうか?

 

※可能な露出補正の設定値はカメラにもよりますが、手持ちのカメラだと、-5(ローキー)~+5(ハイキー)…1/3刻みです。