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私は、独学で宅建の勉強を始めた頃、右も左もわからず、勉強法を紹介してある本をいくつか読みました
その中で私が一番度肝を抜かれた本が
”だから あなたも生きぬいて
著者 大平光代”
という本でした
かなり昔の本でハウツー本ではないですが、司法試験へ挑戦された時の苦労が描かれています
この本との出会いは、息子が通う小学校の役員で<図書部>というものをした時
教室の隅に置いてある本棚管理人みたいなもんで、市の図書館から30冊位借りてきて、年間で数回入れ替えをするのです
本棚へ置く本は、自分で選ぶのですが、その中で目に留まりました
若い方はご存じない方も多いかと思いますが、波乱万丈ぶりがすごすぎる方
中学時代に友達関係のトラブルから割腹自殺未遂、その後入院・治療、登校拒否でほとんど中学に通わず
その後非行に走った挙句に、極道の妻に
離婚後に、素晴らしい理解者に出会い、猛勉強のすえ司法試験に一発合格
著書では、駆け出しの弁護士時代に、生きづらさを抱える少年達に、身を粉にして向かい合う姿が描かれ、全身全霊で
”生きて!”と訴えておられます
この時点での彼女もふり幅がありえないレベルですごいのですが、この後も彼女は大阪府の助役となられ苦難は続きます
彼女はまず、中学の勉強から始めようと本屋さんへ行き、中学生向けの参考書を手に取ります
そして、
<はじめに>
を読み、著者の子どもたちに向けた思いを汲み取ります
学校へ通い、そこで授業を受け、基本ができている子供たちが使うテキストとしては、すごくわかりやすい良書であっても、全く基礎のない自分が読んでも理解できない
ということに彼女は気づきます
誰に教えられたわけでもなく、この行動をとった彼女に私はドギモを抜かれました
そして、授業を受けていない大平さんでも理解できる本はないかと、まず<はじめに>を読み、本の全体像、どういった人を対象として書かれている本なのかということを彼女はつかみ、たくさんの参考書のなかから最適のものを選ぶのです
彼女も独学ですから、参考書の方向性はすなわち、これから歩む道の地図となるものだと思います
いくつもある道の中から、<はじめに>の内容から全体像を的確につかむことで、自分にあった最短コースを進むことができる方なんだろうと驚きました
彼女はすごすぎて、驚くばかりなのですが・・・
私は、凡人なので~~
やっぱり本屋さんにいって、テキストを手に取ると~
カラーがいいなあ・・
これあったほうがいいんじゃないかなあ~~?
これと、これ買ったら予算オーバーだなあ・・
一番人気はこの本みたいだけど~
そんなことばっかり考えて<はじめに>なんか目もくれないわあ~~
やっぱり、ズレてんだろうなあ・・
凡人だから、しょうがないわあ
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