おはようございます
告知を受け、乳がんが確定したことで、どこまでカミングアウトするか ということを主人と相談しました
”仕事は続けたい” という気持ちに変化していたので、まずは職場
そして、長男の部活動の保護者会の会長をしていたので、その役員の方々・・
やはり、ほかの役員の方の負担が増えることを考えると、伝えたほうがいいとの主人の意見でした
母方の親戚には伏せておこう ということにしました
職場ではまず、店長へ報告しました
乳がんであること、仕事は休職させてもらって、続けたいことなどを話しました
”早期で見つかってよかったじゃない 休職のこと調べておくから”
と、言ってもらいました
以前の記事にも書きましたが、私はスーパーでパートをしています
常時8人程度のメンバーでのシフト制になっていて、チームのような感じです
私が休職する間、他の仲間が残業などでつないでくれました
このチームの仲間だけには打ち明けなければいけないと思いました
もふもふ ”あのねえ 私乳がんになってしまったみたいで・・”
みんな ”えっ?? 誰が??”
もふもふ ”私・・”
ざっと経緯としこりの大きさ、これからの治療予定などを説明しました
みんなの反応は様々でした
”ええ~ 温存手術? 全摘しなくて大丈夫なの??”
”全摘ってそんな大丈夫よ~ ねえ!!”
”切らずにできないの??”
”NHKでみたんだけど、放射線を胸に当てたら、心臓に悪いんだってね”
”最初から総合病院なの?? 私、絶対あそこの病院行かない 姉がねえ~~”
と、乳がんとは全く関係のない話をする人もいました
その時の私は、自分では気づいていませんでしたが、病を受け入れることが全くできていませんでした
みんなの反応は素朴な疑問であり、悪気はなく、私を心配してのことなのです
でも不安でいっぱいだった私は、これからの治療のことや、お世話になる病院を否定されたように感じました
”先生に温存できるといわれて決めたことなのに・・・”
”母の時の経験から、家族の負担も考えて決めた病院なのに・・・”
”お姉さんの受けた治療とは、内容も先生も全然違うのに・・・”
悲しく、悔しくて仕事中に涙が流れました
仕事終了後、全員と店長とで、ちょっとした終礼のようなものがあります
その場で、店長が私に休職の手続きなどの説明を始めました
書類の準備もしてありました
店長
”もふもふさんの勤務年数だと、最長4ケ月とれるみたいなんだよね~ で、その中から必要な期間を取得するようになっているみたいなんだけど・・どうする?? いつから休む??”
私は、みんなの前で、自分の病気の話をしていることに、平常心ではいられませんでした
店長の説明があっているさなかのことです
一人が
”キャア~~ やった~当選した~~”
と、歓声をあげました
あるアイドルグループのコンサートチケットの当選通知がスマホに届いていたようなのです
そのグループのファンが二人いて、二人揃って当選したらしく、もう二人の世界で大騒ぎです
気持ちもわかるのです
ファンクラブに入っていても、なかなか当選しないんだそうです
でも、私は自分中心になっていて、今の状況を察してもらって、外へ出て、二人になってから~とかできないんだろうか・・と思ってしまったのでした
二人の歓声で、すぐ隣にいる店長の説明が聞こえません
私は、店長が二人をとがめるような表情でみているのを、見てしまいました
平静を装うのがやっとでした
休職の話をする店長と私、大興奮の二人、きまずい感じで黙っているみんな・・・
カオスでした
何のプライドでしょうか?
ぜんっぜん平気!!初期だったから~という態度を貫くのに必死です
もう、ジワッと涙がにじみましたが、なんとかこらえました
車に乗ってから、帰りの運転中、ずっと泣いていました
どんなことを言っても、どんなことをしても、健康である彼女らの勝ちであり、ガンになった私は負けなんだ
言われた相手が、今どんな状況か、どんな気持ちになるのか想像できないんだろう・・
感じたのは”絶対的負け感” でした