こんばんは
前後しますが、・・母について
母は2017年夏、71才で胃がんが発覚し、1年の闘病のすえ 72才で亡くなりました。
2017年夏、食欲・体力が落ち、元気がなくなりました
「なんか食欲がない・・」
自覚症状はその程度でした。
かかりつけの病院から総合病院を紹介され 胃がんステージ4 との診断を受けます
ただ はっきりとした原発がわかりにくいガンだったようで 詳しく検査をする期間が長くあり、治療に入るまで時間がかかりました。
食事は柔らかいもの中心になっていたので、私も本を参考にしながら、近くに住んでいるので持っていったりしながら・・
すでに お腹全体にガンがまわっている とのことでしたが、食欲・体力が落ちている、頻尿だったりということ以外は軽く家事や、畑仕事などもこなしていました。
胃がんの抗がん剤治療には負担が軽いものもあるようで、母の場合には嘔吐したり、痛みもなく、脱毛もありませんでした。
母の闘病期間中 一番困ったのは、不安からか被害妄想的な言動が多くなったことです
( もしかしたら軽く認知症が始まっていたのかもしれません )
事実ではないことを、誰かれ構わず話してみたり・・疑い深くなり ざっくり言うと 困った言動が増えました。
人格が壊れた部分と、正常な部分とが混ざっている感じです。
父も私も ほとほと困り果てました。
” 絶対にとがめない・・優しくしなければ・・ ”
そう何回も自分にいい聞かせないと
おかあさ~ん それ違うよ~
という言葉が、喉元まできている という感じでした。
不幸中の幸いでよかったことは、前回の記事にも書きましたが、治療が奏功し生活の質が少しですが上がったことです
少しでも違うと感じました
父はもう高速の運転をリタイヤしていましたので、一般道で行ける範囲で小旅行に3回ほど行けました。
ホテルの食事なども楽しめたようです。
父は写真が趣味なので、この時に撮った写真の中から、母自身が遺影の写真を選びました
そして、父はこの時の記録を、母が昏睡状態となって寝ている病院のベッドの傍らで パソコンを持ち込みスライドショーを作り お葬式の時に流しました
無理のない範囲で、思い出を作ることは本人だけでなく、残された家族も母が亡くなったあとすごく救われました
つらいことばっかり思い出されるときに、なんかいい思い出あると楽になります。
闘病期間の前半は、穏やかに過ぎていったように思います

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