快速 備讃ライナーの思い出 | HIDEKYUブログ

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 現在、岡山~高松間を運転する「マリンライナー」は、JR四国5000系、JR西日本223系5000番台で運転されています。高松寄りの先頭車はダブルデッカーでグリーン車と普通車指定席となっています。その一世代前は213系による「マリンライナー」で瀬戸大橋線開業の時に高松寄りにパノラマグリーンを連結して運転されました。それ以前、瀬戸大橋線開業前はどうだったかというと、今回、紹介する213系「備讃ライナー」でした。

 元々、宇野線で運用されていた115系の置換用と翌年に控えていた瀬戸大橋線用の車両として、国鉄末期の1987年に213系が製造されました。同年、1987年3月に、この車両を使用した岡山~宇野間の快速電車が11往復運転されるようになりました。翌月、4月1日、JR西日本発足の日に、この快速電車に「備讃ライナー」の愛称が付けられました。

 この備讃ライナーの活躍は短く、翌年、瀬戸大橋線開業に合わせて、パノラマグリーン車クロ212が製造され、高松寄りの先頭に連結されて、名称も「マリンライナー」と改められました。

 備讃ライナーは、主に3両編成を3本連結し、9両編成で運転されていました。瀬戸大橋ブーム前の1年間だけの地味な活躍でしたが、長編成を連ね、宇野線を堂々としたものでした。

 写真は、すべて1987年8月に宇野駅で撮影したものです。