レースレポ続きます。
レポ②へいきます。
この区間のコース図です。
40〜45km :29:50(@5:58)
45〜50km :29:08(@5:50)
とにかく次は61.5kmの大エイドを目指す。
フルマラソンの距離を通過、4時間5分くらい。
サロマより5分遅く、サブ4も出来なかった。
次は中間点が目標。
この区間を走っている時、予報に反して雲が出てきて雨がパラパラ振り出した。林道以外の開けた道路も暑くない。むしろちょっと寒いくらい。
これは助かったよ~
ひたすらキープではあるが暑くない分、ずっと楽。
10時に60kmの部がスタート、この辺りからトップ選手達に抜かれていく。
その走りを見て「腰をもっと上げよう」とか「姿勢を良くしよう」とか思って試行錯誤していたら、少しだけど楽にペースが上がった。
そして中間点を通過。4時間52分。貯金8分。
もしかしたら行けるかも?って少し希望が出てきた
50〜55km :27:42(@5:32)
55〜60km :31:24(@6:17)
公式(40~60km通過時) 1:58:04
それにしてもガーミンの距離のズレが大きい。
今回のレース、大体10kmで100〜200m長い。酷いところは5kmで500mくらい長い。いくらなんでもズレ過ぎでしょう?メンタル的にも非常に良くなかったね

トータルでも1.6kmも長くズレた。
自分の時計のGPS、そんなにおかしいのかなぁ

この区間には四万十川ウルトラマラソンのハイライトの1つ、半家沈下橋の通過がある。
レース前、ちょっと沈下橋渡るの怖かったんです

落ちることはないだろうけど、風あったら嫌だなぁと。しかもこの狭い幅でスライドするし。
ちょっと横風が強かったこともあり、60kmの部の選手で良いペースの人にピッタリ背後につかしてもらって半家沈下橋を通過しました。
結果的になんてことなかったし、ペースも上がって良かったです

しかーし、半家沈下橋を往復して渡り終えて直ぐ、55km地点を過ぎた所から傾斜のある上りがある。
ここは四万十川ウルトラマラソンで一番キツい上りと聞いていたので、辛かったら戦略的にオクムみたいにパワーウォークに切り替えようと思っていた。
ハイ、パワーウォークにしました。
予想以上に傾斜ありました。序盤と違って55km走ってきた脚には堪えましたね
周りも60kmの部の選手以外は殆どが歩いていたくらい。

時々走ったりしながらこの上りは1.5kmくらいの我慢と言い聞かせて何とか上りきった。
そうしたら同じ距離を傾斜のキツい下り。この下りも飛ばしちゃいけない。前腿が痛くない程度でセーブして下りた。
関門2を通過して、60kmのマットを踏んだ。
あれ?5時間50分だよ?
そんなに頑張ってないのにこの20kmで貯金が10分に増えてる
上りでは歩いたりしてたのに


知らず知らずのうちにほんの少しだけどペースを上げられてたみたい

60〜65km :30:46(@6:09)
65〜70km :29:39(@5:56)

この区間も距離のズレが大きくて参った。
やっとこさ61.5kmの大エイド、カヌー館に到着。
サロマみたいに無線で連絡してくれて、到着したら直ぐにスタートで預けた青の袋を受け取ることができた。これはありがたかった

直ぐ袋を開け、保冷バッグに入れておいたモンスターエナジーを屈伸しながら飲む。冷たくてうめー❗❗
更に急いでストレッチ。ポケットに追加ジェルをしまう。ノースリに着替えるか悩んだが、時間が勿体ないと思って着替えずにスタート。
(でもこの後どんどん気温が高くなって80km以降はかなりキツかったので着替えれば良かったと後悔した)
カヌー館でどのくらい休んだか?1分半くらいかな。
それを取り返すべく、またペースを上げた。
冷たいものを飲むと、何か元気になる。
お?復活したか?この時はそう思ったね。
コースも1回だけ向こう岸に橋で渡ったけど折り返しで直ぐ戻ったんで殆どが木陰の道。更に下りが多めだったんで走りやすかった。
この辺りから落ちてくる人が増えてきた。
前半の峠走の下りで抜かれた人達を抜き返す事が増えてきた。(特徴的な人やゴロが良いナンバーの人を覚えていたので)
やっぱりあそこの下りをセーブして良かった〜と思ったね。
そして2本目の沈下橋を渡る。岩間沈下橋。
この沈下橋ではスライドは無いし、さっきの半家沈下橋よりも広い。でもやっぱりちょっと怖いんでまたちょうど良いペースでやったきた60kmの部の選手の後ろにぴったりくっついて渡った

橋を渡った後は微妙な上りが続く。しんどかったけどずっと同じ選手についていって何とかペースキープする。
70kmを通過。6時間51分くらい。
貯金は1分減ったが大エイドの休憩を考えれば走るのはキロ6キープできている

このまま粘って頑張ろう

70〜75km :29:31(@5:54)
75〜80km :27:48(@5:34)
公式(60~80km通過時) 1:57:44
しかーし、72kmくらいで突然キツくなって脚が動かなくなった。
えーマジかぁって。
サロマの時と同じ感覚。内臓なの?
でも今日は食べれているし、水分もこまめに取れているので1回で飲みすぎることもなく、お腹がチャポチャポしてもいないのに何で?
メンタルが急激に落ちていって弱気になる。
やっぱりダメかぁって何度も思うように。
しかも走るのをやめてしまって歩いている選手もちらほらいて、自分も歩いちゃおうかなって誘惑に駆られるようになる。
でもここで落ちたらカッコ悪いな、ブログも書けないなって思った。
(ホント、ブログやっていて良かったです✨)
気を取り直して、何でもいいからとにかく粘ろうと。
もう脚が上がんないんだったら摺足にしてピッチ上げて。シューズ擦り減っちゃうけど関係ねぇ

そうして粘っていたら、時折下りがあったり、トンネルが涼しかったり、追い風にのったりと運が良いのか何かに後押しされているような感じになり、脚が止まりそうで止まらない。
更に100kmの選手だけでなく60kmの部の選手も落ちてきている人達が増えてきて、1人ずつパスしていくうちにモチベーションが上がっていく。
結果的に逆に(少しだけど)ペースアップ出来ていた

80kmのマットを踏んで7時間48分くらい。
サロマの時は80km通過が7時間58分だった。
あの時はワッカの端っこで絶望感でいっぱいだったのに。
それがおい、今日は貯金が更に増えて12分もあるよ

あとは1kmでも長くキープする事だ❗
かなり希望が出てきて、ポジティブな気持ちに戻って残り20kmへと挑んでいけた。
レポ③へ続く。