100km:出走1441人 完走1073人 完走率74.5%
スタート時気温16℃ レース中最高気温29℃
(手元でのガーミンでの記録)
結果:9:49:47(ネット9:49:41)
総合:98位(部門別23位)

ゴールの時はサブ10を意識していた7〜8人の集団になってましたね。自分、ドヤ顔で笑ってます

完走率は74.5%ですね。サロマは65.6%だったけど、これは制限時間が1時間長いからでしょうか?
気温はサロマの時(スタート時気温18℃ レース中最高気温30℃)とほぼ同じでした。ただ、酷暑を通り過ごしてきた秋の方が身体が暑さに強い事、林道などで木陰が多かった事、何よりエイド間隔が2〜3kmおきで水分をその都度摂ることが出来た事でサロマ程暑く感じずに済みました












さて、レースレポです。
コースはこんな感じ。小さくてすみません。
興味ある方は拡大願います。
とにかく序盤の峠越え❗
ここをどう攻めるかにかかっていました。
ガーミンでこれね。
考えに考えて決めたプラン。まずは上りの20km。これ以上遅くしたらサブ10は難しくなるギリギリのライン。
5kmまで :27:30(@5:30)
5~10km :28:30(@5:45)
10~15km :29:00(@5:48)
15~20km :35:00(@7:00)
序盤の峠の上り20kmを2時間ちょうどでいくこと!!
S〜5km :27:41(@5:32)
5〜10km :28:30(@5:45)
スタートのロスタイムは6秒。
いつもの通り、距離のズレを考慮して5kmおきの手動ラップとした。
最初の5kmはほぼフラット。周りが速くて抜かれまくって焦ったが、これで良い、今はセーブだと自分に言い聞かせながら走る。
次の5kmは緩やかに上ってんな~というのが分かる程度。ただ同じ出力ならばキロ10〜15秒程度は落ちるのかな。まぁこれは想定の範囲内。
10km通過し、10秒程遅れたがほぼ予定どおりに走れて約4分貯金。これを次の10kmで使う計算だ。
10〜15km :29:33(@5:55)
15〜20km :33:18(@6:40)
公式(20km通過時) 1:58:58
10km過ぎから更に上っていくはずだが所々に下りもあって思ってたより楽に感じた。それでも出力は代えないで力を使わないように淡々と走る。15km通過、30秒程足が出てしまったがまぁこんなもんだろうという感じでOKとした。
15km過ぎて、明らかに傾斜がきつくなってきた。それでも思ったほどはキツくは感じず、6〜7%くらい?だったか。周りはガシガシ上っていくのでここでもどんどん抜かれたけど序盤だし、無理せず自分の体感で苦しくない程度に上る。
不動峠くらいの傾斜だなー、これならそう力を入れなくとも@6:40くらいだなーって思えたのが良かった。
やはり峠走の練習はメンタル面でも効いていたね。
とは言っても決して楽なわけでもない。ちょっと想定より遅れてたし。
早く上り終わんないかな~とずっと思ってた。
20kmのマット踏んで時計見たら1時間59分だった。おー!逆に想定より1分貯金あるじゃん❗
ただ、上りはまだここから1.5km程残っていて堂ヶ森という所が頂点。そこからやっと下りになる。
なのでこの1分の貯金はすぐになくなった

補給に関しては5kmから取り始めた。
水分は水とスポドリを交互に取るように。非常用にOS-1ゼリーは携帯しエイド間隔が長い時に備えておいたが四万十はエイドが2〜3kmおきと充実していたので必要なかったかな。
塩タブも適宜。栄養は基本バナナ(半分)で10kmおきに食べていった。それに加えて時々携帯ゼリー(メダリスト)を食べた。
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21.5kmの堂ヶ森を越えると今度は激下り。
下りは飛ばしすぎると前腿がやられる。
前腿がやられると80km以降でかなりしんどくなる。
個人的にはウルトラ100kmでは前腿が重要だと思っている。足が上がらなくなると進まない。ハムは速く、楽に走る為に重要だが、前腿は足を上げ続けて前に出していく為に重要。ウルトラの後半はもう理屈ではない。足が上がらなければ進まないから。
なので峠走の練習では基本的に上りではなく下りを重視して前腿を鍛えることにしていた。平地でも足が上がるようになるし。
練習でつかんでいた下りで前腿のダメージが少なくて済みそうな最大のスピードは、自分レベルで@5:10~20くらいだった。傾斜が緩い下りになれば更に上げられるだろうとも思っていた。ただ、そこは20km既に走った後の下りだったのでちょっと誤算だったな。
レース前に考えて決めていた、当初のこの区間下りのプランは以下の通り。
20~25km :28:45(上@7:00 下@5:10 計@5:45)
※ここは1.5km上り含む
25~30km :26:15(@5:15)
30~35km :27:30(@5:30)
35~40km :27:30(@5:30)
この20kmを1時間50分、貯金は40kmの時点でプラス10分になるように攻めていこうと考えていた。
実際下り始めてみると@5:10では思いのほか前腿にダメージがあるように感じた。
でも周りには上りでのタイムの借金を取り返そうとしてなのか、どんどんスピードを上げて下っている方が多かった。
自分より背が高くて体重のありそうな方々が次々とスピードを上げて下りていくのを見て、あれは相当前腿に負担がかかっているはずだ、本能的にセーブしたほうが良いんじゃないか?と思うようになった。
25kmまでは想定どおり走ったが、その後は体感的に前腿への負担が少ないと感じるペースまで意図的に落とした。この結果、次の30kmまでの5kmは予定よりキロ20秒も落ちていた。
ペースを落としたことでまたまたどんどん抜かれるようになり、焦りはあった。
サブ10は難しいのかなと、初めてこの時点で思ってしまった。
でもまだ70km以上残っているし、ここは攻めるべきではないかなと。結果論だがこの判断は良かったと思う。サブ10出来た大きな分岐点だったのではないか。
30〜36km :34:10(@5:42)
36〜40km :23:02(@5:46)
公式(20~40km通過時) 1:53:31
この区間、35kmの看板を見落としてラップが6kmと4kmになってます。すみません。
30km超えてしばらくすると、遂に右手に雄大な四万十川が見えてきた

いやぁ、感動❗キレイ❗
時刻も8時半くらいになり林道も抜けたので、直射日光が当たるようになってきて暑く感じ始めた。その為、撮影がてら手袋を外した。
第1関門を過ぎて、橋を渡って四万十川が今度は左手に見える道を走る。この道は大型車が通れる広い国道なので遮るものもなくなり、周りが開けたためか向かい風を強く感じるようになった。更に直射日光で暑いし、スピードが上がらない。@5:30ペースなんてとても無理だと思った。
更にこの先ずっとこんな感じなら嫌だなぁ、苦しいなーってネガティブに思い始めてしまった。
でもエイド入れても何だかんだで@5:45くらいで行けていた。ちょうど良いペースの人の後ろに付くことができたからだ。
とにかくツラいと思わないように無心で淡々と刻んでいく。
しばらくして、また橋を渡って四万十川が右手に見える方へ戻る。するとこっち側はまた林道で木陰!しかも木のおかげで向かい風も殆ど感じなくなり、ちょっと生き返ったかな。
更に少し走って40kmのマットを踏んだ。
時間は3時間53分くらい。貯金は約7分だけ。
峠走がやっと終わり、あと60km。
相当脚を温存したつもりで走って来たけどやっぱり疲労してしまった。
ここから上げていくことは出来ない感じだったし、キロ6キープとしてもあと60kmも持ち堪えれるとは思えなかった。
サブ10、やっぱり無理かなぁって(2度目)

でもウルトラってどこかで何かキッカケがあって持ち直す事もあるし、波がある事は分かっている。
茨城100Kの時も50km手前で落ちかけて諦めかけたが、信号待ちをキッカケに持ち直し、更に65kmくらいで謎の復活があった。
まだ終わってないし走れないわけでもない。
練習では50や60km走をやってきたじゃないか

ここから先のペース設定は決めていなくて、選択肢はキープしかなかったけどね





まだ沈下橋も2つ残ってるし、55km過ぎに激坂があるので憂鬱だったけどね。
でも取り敢えず大エイド(61.5km)までは頑張ろうと気を持ち直した。
レポ②へ続く。