2021年10月31日に採取した佐賀県産キリシマミドリシジミ卵は、2022年4月1日より室内の暖かい場所に置いて孵化を待ちました。
キリシマミドリは孵化が他のゼフィルスに比べてかなり遅いです。
普通のゼフィルスは越冬卵を暖かい室内に置くと大体4~7日で孵化します。
なかなか孵化せず気をもんでいましたがようやく最初の1頭目が4月21日に孵化しました。
キリシマミドリは特に越冬管理時の湿度が低めだと卵が死んだり孵化までに時間がかかるといわれています。
その後もポツポツと孵化しましたが孵化率はよくありませんでした。私の冬場の卵の管理が悪く湿度不足が原因かと思われました。
この時期は庭のアラカシは葉が伸びすぎてしまい使えなかったので、庭のウラジロガシの新芽を使いました。
2022年4月20日 孵化を待つキリシマミドリ卵 アラカシの新葉を入れると孵化が促進されると聞き
試しています。孵化した幼虫はアラカシの葉の上に移動している事が多く回収が楽です。
丸い白い紙はホームセンターで売っている台所用の「油こし紙」です(水分保湿用)。
2022年4月21日 孵化したキリシマミドリシジミ幼虫 アラカシの新葉上(中央)
2022年4月21日 孵化したキリシマミドリシジミ幼虫
2022年4月21日 庭のアラカシの木
2022年4月21日 庭のアラカシの木 葉がもうかなり伸びていて初齢幼虫はとても食べられません。
2022年4月22日 庭のウラジロガシの木 新芽がほころびはじめて調度使える感じ