昨年の2017年6月の記録です。2017年6月30日に沖縄県八重山郡 西表島の白浜にてデリスの葉よりテツイロビロウドセセリと思われる2頭の幼虫を採取しました。
1頭は地表近くのデリスの葉より採取、もう1頭は建物(現在は廃棄物置き場で使用されている)にからみつくように繁茂していたデリスの葉(地上から約2m50cm)より採取しました。
テツイロの幼虫はどちらかというと地表近くのデリスの葉(新芽、新葉を好む)によく見られます。この時は1頭の幼虫しか地表にみられなかったので、いつもは探さないデリスの高い位置の部分も何となく見ていてもう1頭を見つけたのでした。
いずれもセセリの幼虫特有の葉を糸で合わせた巣を造っていました。
写真は地表近くのデリスの葉の幼虫です。
地上から高い2m50cmにいた幼虫の巣や幼虫の写真は残念ながら撮影していませんでした。
2017年6月30日 西表島 地表に生えるマメ科のデリス
つた状に繁茂し色々な植物にからみついている事もある
2017年6月30日 西表島 地表に生えるマメ科のデリス
中心左側 小さく写っているが巣の中の幼虫が見える
テツイロの幼虫は新芽、新葉(上の写真の明るい黄緑色)を好む
上の写真の左側下側の様な深緑色の古い葉は食べない
2017年6月30日 西表島 地表に生えるマメ科のデリス
巣の中の幼虫が見える 頭部が赤い テツイロビロウドセセリ終齢 幼虫
建物(現在は廃棄物置き場で使用されている)にからみつくように繁茂していたデリスの葉(地上から約2m50cm)でもう1頭の幼虫を採取