平成26年8月19日~24日の奄美大島の採集旅行ではイワカワシジミの幼虫をクチナシの実から探しました。クチナシは各林道のいたるところにありクチナシの実も沢山みられましたが、幼虫のいる実は全く見つかりませんでした。
羽化後の蛹殻の入った枯れそうになった穴の空いたクチナシの実は1個だけみつかりましたが・・・・。
こんなに見つからないのは珍しい事です。
気をとりなおして、8月23日夕方クチナシの木に産卵に来たイワカワシジミの♀を1頭採りました。
これに産卵してもらうことにしました。8月25日から新潟の自宅で産卵をさせてみました。
クチナシの実 奄美大島の各林道のいたるところでみられました。幼虫が入っていると実に穴があいているのですぐにわかります。今回はそういった幼虫の入った実は全く見つかりませんでした・・・。
平成26年8月23日 奄美市にてイワカワシジミ♀を1頭採集 産卵後に亡くなられた♀の写真
奄美大島から採ってきたクチナシの実 冷蔵庫で保管 ジップロックのチャック付きビニール袋に入れて(空気を抜いて)保管するとかなり長持ちします。
クチナシの実に付いている葉は、適当に切り詰めます。あまり葉が多過ぎると成虫の♀が産卵装置内で動きにくくなるから、切り詰めが必要。
また葉が全くないのも産卵に不都合。これは後述します。
適当な数の葉付きのクチナシの実を透明なプラケースに入れて、イワカワシジミの♀を入れて放ちます。
写真には写っていませんが♀用には、ポカリスエットを薄めたものをティッシュにふくませて適当に容器内に入れておきます。