土日を使って奥秩父まで遊びに行ってきました~♪
天気予報では土曜の天気は雨だったので出かける予定は立てていなかったのですが
朝方少し降っただけで昼には青空!
なんてこったい(^_^;)
っていうか自分 当日まで3連休だと気づいていなく
土曜の昼からあわてて何かしなくちゃと頭の中の遊びの引き出しを検索
「そうだ!」
昨年夏に計画していた奥秩父の森林鉄道跡地散策
実はこれ突発性難聴で急遽入院して昨年は断念していたお遊び計画
今時期なら木々の葉が落ちているので山中は見通しの良い時期
でもその反面 落ち葉で廃線跡が見えにくくなるのネック(^_^;)
しかし思い立ったら直ぐに実行するのが自分流なのでコレに決定(^-^)/
土曜日はとても暖かかったので山は寒いのか想像がつかない(笑)
一応冬用の寝袋と適当な装備を短時間で用意して
いざ奥秩父へ向け出発
下道を100km走って夕方には奥秩父へ到着
そして予定していた大滝の道の駅にある温泉へ付いてビックリ!
な~んと休館中じゃないですか~(ToT)
予定ではここで夕食と入浴で時間をつぶしてからスタート地点へ移動して車中泊
って予定でしたが完全に出鼻をくじかれた状態・・・( ̄▽ ̄)
おまけにここは完全な町外れなので商業施設など全くない!
コンビニひとつ行くのに秩父市まで20kmほど引き返さないと
な~んにも無い陸の孤島(笑)
一応、次の日の朝食用と昼飯&予備色は来る途中にコンビニで仕入れてあるので
献立を変更すれば何とかなりそうなので風呂は諦め現地入り(^_^;)
車が置ける場所など下見を済ませてからご飯を炊いて夕飯です
今夜のディナーはセブンプレミアムコース(笑)
時間は20時 外灯も無いので空の星と山のシルエットが何とも言えぬ美しさ♪
しかし気温は7℃と寒い!
食後は車の車内に寝床を作って車中泊準備
実は自分 今の車に変えてから初めての車中泊なので少しワクワク(笑)
そして今回は沢音を聞きながら「アラスカ垂直と水平の旅」で長い夜を楽しみます♪
自宅ではまず本を読まない自分ですが山にくると必ず読みたくな~る(^-^)
そして翌日
昨晩は暗くて沢の様子が全くわかりませんでしたが
何~と吊り橋があるじゃないですか~(*゚∀゚*)
吊り橋好きの自分にとって幸先いいスタートです♪
しかし寒い手元の気温計では4℃です (^_^;)
床板は完全に浮きあがりヘロヘロの板
所々抜けてる箇所もあるので何ともスリリングでした~(笑)
そしていよいよスタートですが前日出発前の下界の気温が20℃近くあったので
パンツは薄手のものを持ってきてしまった!
着替えのスエットの方が温かかったのでスエットのまま出発で~す(^-^)/
な~んか近所のコンビニに買い物に行くオッサンの姿です(笑)
しばらく道なりに走ってきたが国道の橋の下をくぐると近代工事のため
森林鉄道跡の地形が全く無くなっている?
はて?
道を間違えたか・・・?
地形地図ではこの辺で間違いないのですが・・・
まあいっかと 杉林の斜面をトラバースしていると前方に人工的に積まれた石垣が!
おっ それらしい臭がプンプン
そしてついに森林鉄道跡と確信できる物的証拠を発見o(^o^)o
石垣といい木が生えていない間隔
それに何と言っても鉄道以外には考えられない金属製のレールです♪
杉林を抜け自然林に入ると更に確信できる物が!
撤去された枕木とレール
それに鉄道が走っていた斜面に切られた平らな地形
間違いありません(^-^)/
東京大学演習林軌道(とうきょうだいがくえんしゅうりんきどう)は、
埼玉県秩父郡大滝村(現秩父市)の荒川水系の滝川、入川上流域に存在していた森林鉄道である。
その名が示すように、東京大学農学部秩父演習林内に存在した。
東京大学はこの路線の維持管理と、保守用のモーターカーを1台所有するのみであり、実際の管理運行は民間業者に委託されており、民間業者の車両が多く運行されていた。
また、この演習林からの木材、薪、炭などは、民間に払い下げられ、大学の収入源であった。
入札制であったが、殆どは一部の会社により独占されていたという。
(大正5年~昭和44年)
軌間:762mm
動力:馬→内燃(ガソリン、ディーゼル)
入川線:川又八間橋 - 赤沢出合 5.6km
滝川線:川又八間橋 - 豆焼沢 5.3km
赤沢上部軌道:赤沢出合 - モミ谷 2.4km
入川線の赤沢出合とは簡易索道で結ばれていた。
その他、関連する路線として、関東水電(東京電力の前身のひとつ)の工事用軌道(二瀬~川又八間橋)がある。
以上ウィキペディアより
と簡単にウィキで説明していただいた所で先に進みます
50年近く前に使われていた枕木とレールを固定する犬釘です
いたるところに放置されていました
歴史的にも個人的にもとても興味があるので記念に犬釘を1本頂いてきました
若干登り勾配になっているのでゆっくりと漕ぎ上がる
左斜面は完全に崖状態なので絶対に左だけにはコケられない(^_^;)
今回 唯一見つけた当時のまま引かれたレール ( ゚∀ ゚)
自分が生まれる以前にここを森林鉄道が走っていたと思うと感動しますね~♪
更にはこんな岩盤をくり抜いた箇所まで
天井に何やら板片がボルト止めしてあるが何に使われていたのでしょうか?
こちらは近年架けられた橋ですが
こんな場所まで資材をどうにやって運んできたの?
ってか これだけコスト掛けても誰が使うの???
更に奥へ進んでいくと当時の面影のあるトラス橋が・・・!
明らかに現代の物とは違うつくり方 よく見るとレールで上下が構成されている
沢に沿って湾曲した路線ルート
意外と高低差があるがブレーキを掛けながらゆっくり下ったんでしょうね~!
くねくねした単調ルートで少し飽きてきたら新たな見どころが!
こちらも当時のトラス橋をそのまま利用した橋ですね~
右面の巌しい崖からは沢水が白糸の滝のように流れ美しい景観を残してます♪
尾根筋の岩場はわざわざくり抜いたようです!
もともと積雪はあまり多くない場所だと思うが
それでも雪崩でルートが埋まっている箇所も
万が一滑落すれば50メートルほど下にある滝川まで一直線
確実にキックステップでトラバース(^_^;)
突然ルートのど真ん中に骨格標本が!
上の崖から滑落して死んだのか?
歯の形状や骨格の大きさからおそらくニホンカモシカの子供のようだ
どんな動物が食べたのか分からないが骨以外きれいに食い尽くされいる
軟骨部位に若干まだ赤い肉が乾かない状態で付いているので
死後それほど経過していないようだ
周りには顎骨や脚部の骨が散乱していたがはじめに見たときは
頭部と背骨しかないので龍のような生物かと思いました(笑)
後編に続く