鉄塔を過ぎると荒れ具合もひと段落(^_^;)
しかし落ち葉の下にはガレ場が潜んでいるので油断大敵！
千駄山を左巻きして進むと道がだんだん尾根に近づいてくる
ニホンシカや野うさぎに会いながらペースを上げて進む
時折開けた場所からは山肌にくっきりと先のルートが確認できる！
今まで移動してきた距離と時間で現在地から林道出口までの時間を計算すると
日暮れに間に合わない！
引き返すには更に時間が掛かる(^_^;)
ヘッ電は一応用意はしてきているが正直この先の荒れ具合も予想できないし
出来ることなら日没までには車のデポ地まで戻りたい
そして決断です！
エスケープルートを使います(^-^)/
廃道アタックは一般の道と違って障害物が多く距離だけでは移動時間が予測不可能
ましてや山地図のようなコースタイムなど存在しないし宛にもできない
その行き当たりばったり感が魅力の一つですが一歩間違えると命取り！
今回は初めての場所なので前日に地形地図からエスケープルートを
２本設定してきました♪
１本目は既に通過してきたので２本目のルートで碓氷軽井沢ICのある恩賀へ降ります
ピンクの線が本来の軽井沢行きの予定コースです
等高線間隔の広い山肌からの強行下山
MTBを担ぎ一旦尾根まで登ります
そして左斜面をMTBと共に強行下山
もちろん登山道なんてありませんよ～(^_^;)
地形地図の等高線意外はこの先の地形を教えてくれるものはありません
地図を信じて下ります(^_^;)
谷には落ち葉が風で吹き溜っているので膝上ラッセルです
そしてビンゴ～
高速道路が見えました～♪
しかし試練はここからです(^_^;)
谷筋は下部に行くほど険しくなり落ち葉に下には岩場が露出して水が流れている
万が一滑ったらそのまま滑落です
尾根筋は地形が安定しているぶん木が多く自転車を担いででは通れない
なので足場を探しながらトラバースして徐々に高度を下げていきます
額の汗が顎から滴り落ちる！
等高線のちょっとした間隔で
斜面の勾配が目まぐるしく変化！
BCスキーで等高線の見方には自信があったが
空身ならまだしも自転車というバラストを担いでの藪こぎ
正直今までの廃道移動がお遊びに思えます(^_^;)
そして全身の筋力をフルに使ってエスケープ完了ヽ(；▽；)ノ
下界に到着です！
自分に感謝してここで飲み物を全て飲み干す♪
崖を下りきった先には高速道路の側道ヽ(´▽｀)/
目の前には上信越自動車道の大山トンネルです
そして数時間前まで遠くに見えていた高岩は目の前です
体を冷やさないようウインドブレーカーを着込んで
側道からICの下を潜って車が走っていない92号線を飛ばす
そして18号に合流
強行下山で半脱水症状になっていたが今まで自販機も無かったので
ここでようやく水分補給(´∀｀)
鉄道文化村のある横川駅には懐かしい特急列車がホームに止まっていたので
思わずパチリ！
横川から車デポ地の妙義湖へ向かっているとこの時期だと言うのに
ピンクの花を満開に付けた老木が民家の脇に！
「さざんか」なんですね！
歌とかで聞いたことはありましたがこんな時期に咲くんですね！！！
そして日が暮れるまえに無事ゴールできました～＼(^^)／
今回はあえて登りルートでチャレンジしてみましたが
出発時間をあと２時間早くすれば完全制覇できますね♪
今回の周回移動距離はちょうど30km
所要時間６時間でした
