夜は秋らしく涼しくなって、夜ぶらぶら歩いていると、虫の音と月が綺麗で。
ということで今日は夜のバリ、ケチャックダンスの話題から。
ホテルを出て、会場についたのが夕方。会場は屋外で、まだ、少し汗ばむ感じ。
ステージは、作られたステージという感じではなく、石の円形の小さな公園という感じ。
その周りには石の段があって、観客はそこに座って、鑑賞。座りきれない人はその後ろで立ち見といった感じ。
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観客は各々開演時間にあわせて色んな所から集まってきて、小さな円形の公園の周りは一際ざわざわと。
入り口から、上半身裸の男達が数10名入ってきて、4,5重に重なりながら指定の位置に。
観客のザワメキが収まり、会場は期待と緊張感に包まれる。
男達の中のリーダー格の男がおもむろに声を上げる。男達は、そして一瞬の静寂の後、
男達が手を上げ、互いの身体を擦り合わせるように震わせ、
”チャッチャカ チャカチャカ”とバリの神々を呼ぶリズムで声を上げる。その声は幾重にも重なり、空に響く。
ふと空を見上げると、暗闇が近づいている。石畳の劇場の入り口の灯篭には火がともされている。
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そこから、神の衣装をまとった男性と女性、そして、その踊りに合わせ男達が何重のうねりとなって吼える。
男達の叫びは、夜空に響き、神々達はより神秘的に舞う。
頭の先から手の指の先の一つ一つ、そして足の先まで、神々が踊り手に宿っていく。
神々の衣装は、月の光を受けて、より神々しく輝き、男達の熱気を跳ね返す。
バリに来たらどうしてもケチャを見たかった。
それは、映画’エマニエル婦人’で見たケチャックダンスでのシーン。
とても神秘的で、そして、人がエロスに埋もれる。
このシーンが忘れられずケチャに来た。
男達のうねりと叫び、神々達の衣装と踊り、そして、月の明かり。
人間と自然と、そして神々達がこの一瞬に同調し、なんとも言えない雰囲気と景観を作り出す。
時間が経つのを忘れ、幻想の世界に没頭したひと時でした。