共感性が強すぎて悩んでいる方へ・・・ | ストレングスファインダー・ライフ

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ストレングスファインダーの資質を日常で活かすための自分の経験などを書いています。そのほか、コーチング、ソフト開発についても書いています。

こんばんは
「強みを使って、好きの追求をサポートする」コーチの塙英明です。

共感性の強い方のセッションでのお話です。
(シェアさせて頂きたかったので、許可を得て書いてます。)

ストレングスファインダーの共感性は、以下のような特徴があります。
・周りの人の気持ちがわかってしまう
・誰かが、仕事で怒鳴られていると、嫌な気持ちになる
・悲しいドラマや映画を観ると、後に引きずる
・周りの人感情に影響を受ける
などなど


共感性は、人の気持ちに敏感なので、人にやさしく出来る素晴らしい資質なのですが、
反面、相手の気持ちが分かりすぎて辛くなることがある資質です。

この方も、人の気持ちが分かりすぎて、間関係で悩むことが多いということですが、
今回、うまく対処できたというお話を聴かせて頂きました。

身近なところで、怒鳴っている人がいたそうです。

そういう場面で、いつもなら、
・嫌な気持ちでその場を立ち去る
・嫌な気持ちだけど、その場にいる
・「なんで、そんなこと言うの、やめなよ」と相手に言う

このような対応をしていたそうなのですが、どれも嫌な気持ちは続きます。
また、相手に言った事で、言ってしまった自分が嫌になるそうです。

でも、今回は、

「私、気にしないよー」

と相手に言ったそうです。

この言葉は、相手と自分、両方に言いたかった言葉

自分に言う事で、
本当は、気にしている自分に対して、「気にしない」と言い聞かせる意味があります。

この言葉を発することで、
・心がすきっとした、晴れた
・嫌な気持ちがなくなった


相手に言う事で、
相手は、いつもと違う反応をされた事に驚き、
気まずさから、その場を立ち去ったそうです。


この事をコーチング的な切り口で見ると以下のようになります。

相手にどうして欲しい、変わって欲しいというコントロールをしようとするのではなく、
自分の感情「私は、気にしない」という情報を伝えてるだけです。
どう対応するかの選択権は、相手にあります。

このような対応は、相手に受け入れやすくなります。

(人に命令されると、なんとなく従いたくないですからね、情報を伝えられただけで選択権が自分にあると、人は受け入れやすくなります)

自分の感情を、周りにシェアするということは、とても効果的だと思います。

この時の気持ちを、こんな風に語っていたのが印象的でした。
「こんな簡単なことでいいんだ」という思いが出てきて、楽になった
「気にしない勇気を持てた」

共感性で悩んでいる人たちの、ヒントになれば嬉しいです。