最近、あることに気づいた。


同じ一日を過ごしているはずなのに、話す内容がまるで違う人がいる。


ある人は、


「今日、きれいな夕焼け見たよ。」


「新しいお店、おいしかった。」



そんなふうに、一日の中から小さな幸せを拾って帰ってくる。


一方で、別の人は、


「暑かった。」


「疲れた。」


「体調が悪い。」



もちろん、それも全部事実なんだろう。


でも、不思議なのは、その人の話には**“良かったこと”がほとんど登場しない**ことだ。


最初は、


「この人、大変だな。」


と思っていた。


でも長く見ているうちに、少し考え方が変わった。


もしかすると、この人は不幸が多いのではない。


不幸を見つけるのが、とても上手な人なのかもしれない。


逆に、幸せを探すのが上手な人もいる。


同じ雨の日でも、


「靴が濡れた。」


で終わる人もいれば、


「雨上がりの空がきれいだった。」


と言う人もいる。


起きた出来事は、ほとんど同じ。


違うのは、どこに目を向けるか。


私は最近、自分に問いかけるようになった。


今日一日で、私は何を持ち帰っただろう。


嫌だったこと?


腹が立ったこと?


それとも、ちょっと笑えたこと?


人生は、出来事の積み重ねというより、


「何を拾い集めるか」の積み重ねなのかもしれない。


だから私は、今日も一つでも多く、


笑えるネタを拾って帰りたい。


その方が、あとで振り返ったとき、


人生が少しだけ面白く見える気がするから。