会社には、不思議な現象がある。
問題が発生した場所と、
怒られる場所が違うのだ。
営業側で情報共有が漏れる。
伝達不足のまま話が進む。
確認不足のまま書類が動く。
そして最後の最後に、
「総務、お願い。」
とバトンが渡される。
いや。
これはバトンではない。
責任の置き配である。
先日もそんな場面があった。
営業側の伝達不足が原因で、本社へ最終確認の依頼が回ってきた。
ところが、その場では本社側が説明を求められる。
「なんでこうなってるの?」
そう言われても、
スタート地点にいなかった人間には答えられない。
会社ではよくある。
最後に書類を持っている人が、
あたかも原因を作った人のように扱われる。
でも、本当は違う。
問題は、
最後ではなく、
最初にあることが多い。
私は思う。
責任を押し付け合うより、
最初の情報共有を一つ増やした方が、
みんな平和になる。
一通の連絡。
一言の共有。
たったそれだけで、防げるトラブルは意外と多い。
会社はリレーだ。
誰か一人が速く走っても、
バトンが渡らなければゴールはできない。
だから、
渡すなら情報を。
置いていくなら思いやりを。
責任だけを置き配するのは、もう卒業しませんか?