会社には様々な人がいる。

仕事ができる人。
仕事ができない人。

しかし、そのどちらにも属さない珍しい生き物がいる。

私は彼らを「脱力スタッフ」と呼んでいる。

脱力スタッフは仕事をしないわけではない。

ただ、なぜか周囲の気力を吸い取る。

提出必須な書類は出ない。

報告はない。

利益もわかっていない。

問題は放置される。

それでも本人は元気である。

むしろ機嫌がいい。

私は長年この生態を観察してきた。

そして気づいた。

本人は困っていないのだ。

困っているのはいつも周囲だった。

その事実に気づいた日から、私は怒るのをやめた。

代わりに観察することにした。

すると少しだけ人生が楽になった。