広告業界でずっと使われている「AIDMAの法則」というのがあります。
消費者の行動決定プロセスを表しており、この考えのもとに広告を設計します。

Attention(注目)
Interest(興味・関心)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)

この5つの頭文字をとって「AIDMA(アイドマ)」と呼ばれます。

まずは、商品に「注目」し認知してもらいます。
「興味・関心」を持っていただいたら、より詳しくご案内し「欲求」を高めまます。
その商品を「記憶」していただくことで、現物と出会った時に思い出していただき、購入という「行動」に繋げます。(Memoryは「比較」として使われることも増えています)

消費者は、いきなり「購入」という行動には行きません。このステップを踏んで行動に至るという考え方です。

例えば、行き先でランチを食べようとして、
Attention・・・看板を見てお店を見つける
Interest ・・・看板の「手作りハンバーグ」に興味を持つ
Desire・・・・駐車場に車、そこそこ人気の店らし
Memory・・・お手軽ランチもいいけど、今日はハンバーグが食べたい
Action ・・・車を停めて入店

チラシでは、新聞を広げた時、
Attention・・・大きな写真に目が止まる
Interest ・・・キャッチコピーに「正に私のことじゃん」
Desire・・・・詳細を読んで、ますます気に入り
Memory・・・他社の同じようなチラシの内容よりもこちらがいい
Action ・・・今日、このお店に行ってみよう

というような設計ができます

また営業でも、
Attention・・・なかなか感じのいい営業マンだ
Interest ・・・どんな商材を持っているんだろう
Desire・・・・おお!これは正に探していたもの
Memory・・・見積金額も悪くないな
Action ・・・今度、プレゼンしてくれないか

まだまだ、いろんなケースに応用できます。
1回ではなく、数回に分けて、或いは、AIDMAの5段階に分けて設計することもできます。

いきなり「購入」とか「契約」ではなく、段階を踏んだステップを設計し、お客様の心理を一段一段ステップアップいただくことで、最終目的に到達できます。

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