こんな小話があります。

殿様「槍の準備はよいか」

家老「は、整えてございます」

殿様「弓の準備はよいか」

家老「は、万全でございます」

殿様「うむ、では鉄砲は」

家老「は、十分に整えてございます」

殿様「これで敵無しじゃのう」

家老「は、・・・ ところで殿」

殿様「なんじゃ」

家老「どこの城を攻めるのですか?」

こんなことが、現代でも起きています。

ホームページを作った、
動画も作った、
パンフレットも作った、
SNSもはじめた、
でも、具体的な販売や顧客獲得のシナリオが描けていません。

これを、「戦略なき戦術」といいます。

ホームページをつくれば見てもらえるのではないか、
動画ならもっと伝わるぞ、
やっぱ、今はSNSの時代だ、
立派なパンフレットも作った、、、

で、顧客はどこに?

戦略なき戦術の場合、まず「顧客不在」のパターンに陥っています。
で、だいたいこのような話になってます。

「せっかく作ったんだから、活用しないと」

仕事は敵を潰すことではなく、顧客を獲得することですが、その顧客が見えていないようでは、戦略を立てようがなく、当然、戦術も立てられません。戦術が立てられない状態で、販促ツールはつくれません。

ところで、どこの城を攻めるんですか?

※写真は、2年前に訪れた犬山城です。この話とは関係ありません。