5月12日は「母の日」でした。
毎年、母親に花を贈っているのですが、いつも当日になって慌てて花屋さんに走ります。

花屋さんに行くと、当然ながら混んでます。生花ですから、予約分も含め集中します。
そんな忙しいところに出かけて、その場でアレンジフラワーを注文しますから、店内は大忙しです。

それでも、笑顔で快く受けてくださり、「お待たせして申し訳ございません」とおっしゃいながら手際よくアレンジを作ってくださいます。
「いえいえ、私が急にお願いしたことですので、慌てず進めてください」と答えると、「ありがとうございます」と笑顔で応えながら作ってくださいます。

出来上がり、「本当にお待たせしました。ありがとうございます。」と、笑顔で渡してくださいました。とても気持ちいい時間でした。

家に持ち帰り、母に渡すと「かわいい花やな、ありがとう」と嬉しそうでした。

そう、この瞬間のための花なのです。
気持ちよく花を持って帰り、気持ちよく渡せるよう、気持ちよく対応する。単に花を売っているのではなく、花を贈る人の気持ちに寄り添ったプロの対応でした。

どんな商売でも、必ずお客様は、それを買い求める目的をもっています。その目的を見通した対応がプロの仕事だと思います。