「このレトロなデザイン、なかなかいいだろう」
「いいもの作れば売れる!」
「仕事は見て覚えろ!」

それ、若い人たちからすると「昭和っぽい」と言われるそうです。

そう言われると、昭和生まれの私たちはドキッとしますが、今は「令和」、もう一昔も、ふた昔も前なんですね、昭和って。

時代にそぐわない商売をしていると、どんどん時代遅れになってしまいます。

戦後の高度成長によって日本は経済大国となったのですが、その当時のままの感覚ややり方を持ち込んで「うまくいかない」って、そりゃやっぱりうまくいかないでしょうね。なんせ経済が「成長期」の時代ですから。

すでに「成熟期」を超えている「令和」では、ステージが違います。「販売力」だけでは売れなくなっています。現代に大切なのは、「売る」ではなく「買っちゃう」です。もっと言えば「販売」しなくても「売れていく」ということです。

つまり「マーケティング」です。

「販売」しなくても「売れていく」、ドラッカーさんも著書でそう言っています。しかも、日本の昭和の時代に書かれた本に。

「その時代にあった商売」という言い方をよくしますが、要は、常に進化し続ける顧客に合わせた商売をし続けることが商売繁盛に繋がるということですね。