Q: ヘナって何ですか?
『ヘナ』 という染料を皆さんも耳にした事があると思います。
でもこの天然染毛剤 『ヘナ』 は、意外と間違った解釈や、大きな誤解をされていることが多いのが現状です (>_<)★
そこで今回は、この天然染毛剤について解りやすく、そして、ありのままをお伝えしますね (^_^)v
A:
◆ 『 ヘナ 』 ってなんだろう???
これは従来のカラーリングとは違うタイプのカラーリング剤!?です。
古くからインド等で採れるハーブの一種で、
ローソヌアと言う植物の葉を砕いて粉状にした染毛力を要する
オレンジからブラウン系の天然染料のことなんです。
髪以外にも、ヘナ・タトゥーとして、
現地の方が結婚式など手の甲に模様を描くなどに用いられていた物です。
数年前から、その染毛力とトリートメント効果で昨今、理・美容の現場でも多く取り入れられてきています。
簡単に言えば、天然葉の色素を利用した染め粉なんですね (^_^)♪♪
毛染めとして使う場合は、温度が高いほうが発色が良いです。
天然染料なので人体には害が少ないといえます♪
日本では、カラー剤と言えば一般的に医薬部外品や化粧品登録されたものがほとんどですが、ヘナは、雑品扱いの商品なんです。
痛みの少ない髪の場合、色は入りにくいですね★ 脱色後の髪でも全体的にうすいオレンジ系、白髪の場合は、綺麗なオレンジになります。
『ヘナ』 の場合は天然原料が髪のタンパク質部分に付着して色を入れていくので、ダメージを受けず吸色されるのです☆
ですから少し色味を出すことはできますが、
黒髪をライトアップする事は100%の天然原料には不可能なのです。
これは大変重要な注意点ですよ (^_^)♪♪
しかし、かなり派手な色になる可能性もありますので、
染色時間に注意する必要があるかと思いますね (>_<)★
『ヘナ』 は、天然原料なだけに、最終的な明るさや色味を事前に正確に把握しずらい染料であるといえるんです (>_<)★
◆ 一口に 『 ヘナ 』 と言っても色々あるんですよ(^_^)♪♪
実はここが誤解される一番の原因になっている部分なんですけど、
もともと、『ヘナ』 というものはハーブの一種の天然100%の染め粉の事なんです。
しかしこれをそのまま使用すると臭いがあったり、色がつきにくかったり、時間がかかったりなど、さまざまな問題があるんです★
そこで化学成分を添加する場合や、他のハーブを混ぜるなどして、改良を重ねているんですね☆
私が知っている限りでは、サロンでもセルフカラーリングでも、ヘナカラーリングを用いている場合、時間短縮や染まりを良くする為、化学成分(ジアミン)を加えられている商品を使用しているケースが多いのが現状のようです★
安価なドラッグストア等に並んでいる商品は、特にこのタイプが多いと考えて良いでしょう。
つまり、この 『ヘナ』 が本来の形を変えて市場に出ているので、
誤解されている部分が多いと考えられます★
個人的に言い換えれば、化学物質が混入された時点で、 『ヘナ』 ではなく、それは別の商品といわなくてはならないはずです。
それに加え、先ほども言ったように、 『ヘナ』 は天然成分なので、
本来の原料自体にも良し悪しがついて回りますよね☆
◆ じゃあ何を基準に選べば良いのでしょうか?
まず重要な事は、この 『ヘナ』 自体、結果として髪にハリやコシをだす効果があることです♪♪
しかし化学成分が配合されていれば、
天然のトリートメント効果も半減し、ダメージも覚悟しなければなりません(>_<)★
ですから天然成分100%である事が大前提なんですね☆
後は信頼できる原料を、メーカーが選択しているかと言う点です。
天然の物ですので、キュウリ一本選ぶのと同じ感覚で考えてください☆
純度や産地や栽培方法やヘナ自体のきめの細かさなどが重要になってくるんです。
◆ こんな使い方が有効です♪
的確な天然染料を選んでいただいた上でまずオススメしたいのは、
何といっても白髪染め (^_^)♪♪
簡単に染められますし、色の付き具合も比較的良好です☆
ただし、天然染料だけでは淡いオレンジ色しか出ません★
それでいて天然成分100%であれば、
コンディショナー効果も期待できますし、ダメージも少ないです☆
次ぎに、トーンダウンに最適ですね♪♪
明るくなり過ぎた髪や脱色後のダメージに悩んでいる方にオススメしたいですね♪
ダメージを軽減できますし、色も比較的綺麗に入りますよ♪♪
『ヘナ』 と聞いて、天然成分だから安全で、かつ髪が傷まないカラー剤だ♪♪
と決め込むには、ちょっと注意が必要かもしれない★
ということが分かっていただけたでしょうか(^_^)♪♪
残念ながら、すべてにおいて完璧な薬剤など今のところ存在しないんです(>_<)★
自分の体質、髪の状態、仕上がりの明るさや色味など様々な要素を総合的に考慮して、どんな薬剤が一番自分に適しているのか、そして足りない部分はどう補うのかを正確に決定づけていくことが重要なんですね♪♪
カラーリングって、ほんと奥が深いですねぇ~☆