パルシステムの牛肉学習会に行ってきました。
契約の畜産家さんから牛を一頭買いしその部位が月替わりで届くという、いわゆる頒布会みたいなのの販促です。
パルの肉担当の方と畜産家の方が話をしてくれたんですが、やはり実際に現場でやってらっしゃる方のお話というのは(どの業種でもそうだとは思うんですが)とても面白い。
(その方は北海道の釧路で牧場やってらっしゃって、私の実家のある根室とはご近所ってことも一方的にだけどちょっと親近感もあったり)
2時間くらいうかがった話の中で、結構考えさせられたのが『国産ってなんだろう』ということでした。
牛一頭が生まれてから出荷されるまで、およそ4トンの餌が必要なのだそうです。
だいたい一頭800kg前後での出荷。解体されお肉として食べられる部分は200~250kg。
端的に言うと、4tの飼料=250kgの牛肉、となります。
国産のお肉というと、日本で生まれ日本で育ち、そして日本で屠畜されたものという認識なわけですが、しかしその牛が生涯食べたものがすべて外国産の飼料だったとしたら?
4tの外国飼料=250kgの牛肉
日本の9割以上の畜産場で外国産の飼料(大豆とかコーンとか)が使われているそうです。
それは一番経費が安くつくから。管理が楽だから。
(商売である以上、費用対効果を重視するのは当たり前です。それでなくても労働時間は長く休みも取れない畜産業)
ところで、消費者が国産を重視する理由は様々です。
食の安全を望む気持ち。
日本の一次産業を応援したい気持ち。
最近流行のフードマイレージ。
でも食の安全ってなんでしょうね。
「この製品には遺伝子組換えのものは入っていません」
この言葉、現行の日本の法律では5%以下であれば使っていいそうです。
納豆とかね、よく書いてありますよね。
入っていませんと言われれば0%だと思ってしまいがちですが、そうではないことも多々あるわけです。
何故遺伝子組換えの食品は良くないのか。
よくわからないけどなんとなくイメージ…。そんな感じの人も少なくはないと思います。
そして遺伝子組換えされた大豆やコーンの入った外国飼料を日本で食べる牛。
その肉を国産だ、と安心して食べる私達。
今回お話をしてくれた畜産家さん達はその図式に疑問を抱き、外国飼料は一切使っていないそうです。
大豆やコーンを自ら育て、牧草を刈り取り(このへんは北海道という広大な土地で畜産するからこそかもしれません)、地域の企業から出る食品の廃材を飼料とします。
この企業からの廃材(食品副産物と呼ばれるそうですが)。
・某ポテトチップスで有名なC社からじゃがいもの皮。
・某青汁で有名なk社からケールの粕。
・某ビールで有名なK社からのビール粕。etc.etc.
乾燥した輸入飼料と違い、水分が多くそのままでは持たないので乳酸菌で発酵させて保存できるようにするなど、手間のかかり方が格段に違います。
要するに『国産』という言葉の中でもいろいろあるってことなんですよね。
これは肉牛だけではなく乳牛でもそうなので「牛乳は国産だ」というCMありますけれども、上の式に当てはめてみると
外国飼料=牛乳 となるわけで。
本当に国産ってなんだろう。
外国から長い距離を運ばれてきた食品と日本の食品。
どうして日本のものの方が値段がお高いのかしら。
いや、わかるんだよ。キーワードはいろいろあります。
「ポストハーベスト」「人件費」「地産地消」「食料自給率」「エコ」
なんとなくの美辞麗句につられて、勝手にいいことしている気持ちになって、実は全然的外れなことしていた…。
自分の場合はそんなことになりかねないなぁと考えさせられたお話でした。
他にもいろいろ(自分にとって)衝撃的な話はあったんだけど、これ以上長くなると誰も読んでくれなくなりそうなので(笑)割愛。
あ、結局お肉は買わなかったです。
試食もさせてもらって本当に美味しかったんだけど、我が家はあまり牛肉食べないんだよね…(豚肉好き)。
でもすっごく勉強させてもらったし、子供が大きくなって消費が増えたら買うかもしれないし、もしパルの方がこれを読んでもガッカリしないで欲しい。
何事もちゃんと背景を見てきちんと考えよう。
そう思えた貴重な体験でした。
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