この記事は
のつづきです
うちの犬
リュウという名前なのですが
本当によく笑う犬で
6歳まで荒川の土手のホームレスに飼われていて
しつけらしいしつけもされていないのに
わきまえのあるいい犬でした
私はそんなリュウの性格も大好きで
それから
大きすぎるくらい大きくピンと立った耳も
ちょっとお鉢が広くデコッパチなおでこも
アーモンドのような二重に見える目も
やっぱり大きすぎる鼻先も
先っぽだけ白くて灯りがともったような尻尾も
くねくねっとする長い胴体も
靴下を履いたような模様の脚も
想像を絶するほど柔らかく手触りのいい毛も
全部全部が大大大好きでした
私はありったけの愛を注いでも
注ぎ足りないくらいリュウを愛していた
だからだね
だからこんなに失って悲しい
だからこんなに失って寂しい
この世は陰陽の世界
全てが表裏一体
愛すれば愛するほど悲しみも深いのだ
そんなことを
仕方ないなあ…と思い
この世はリアルディズニーランドのようなもの
この体験も全てアトラクション
そして私はたぶん
ものすご〜く高低差の激しい
ジェットコースターを選んで
生まれてきたのだろう
だからこんなにリュウを愛して
その分だけ悲しみが深いのだろうと
やっぱり仕方ないなあ…と
我ながらイヤになっちゃうけれど
もうこうなったら笑うしかない
私の魂はどうやら
このくらいの高低差はへっちゃら!と
たかをくくってきたらしい
ヘトヘトになりながら
力なく笑う私がいました
これで終わればよかったのですが
本番はこれからだったのでした
もう少しつづきます
