3年という月日が育んだもの |  咲花sakka

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『咲花』自身の今を表現しています。

それは作品や日々の想いであったりします。

咲花sakkaの世界に触れて、あなたのなかの花が咲くきっかけになれたら嬉しいです。

思い出ばなし。

今日は娘の卒業式。

高校を無事、卒業しました。

三年半前、この高校に行きたい。と娘から
きいた時、最初は反対しました。

へんぴなとこにある馴染みのない学校に
"部活を続けながら通うのは大変だ"
わかったような口で、そう諭してたのは私。

それでも【なんとなく】の直感は揺るがず
志望校をそこに定め、無事合格。
そして迎えた入学説明会。

そこで先生が話された言葉を聴いた時、
娘がこの学校を選んだのは間違いない。
ってやっと私が確信したことをいまでも
覚えてる。

"私達(教員)は、三年後の進路、卒業を
見据えてあなた達と過ごすのではない。
あなた達が30歳になった時、
【この学校でよかった】と思えるような
選択をこの学校で学んでほしい。"

3年後の進路より、30歳になった時の自分…

入学説明会で先生が伝えてくれた言葉に
私のほうがすっかり感動して興奮してた 笑
そして、始まった娘の高校生活。

私が学校に行く機会は、年に数回、保護者会
の時しかなかったけど、活気ある雰囲気は
伝わってきてた。

で。

迎えた今日の卒業式。

滞りなく式を終えて、在校生、先生方に
見守られながら退場していく娘をはじめ
273人の卒業生たちの姿みてたら
どの子も、"よかったね。"って思えた。

それぞれにいろいろあっただろう3年間。
18年生きてたら、死にたい。と思ったこと
もあったかもしれない。

それでも、こうしてみんなに見守られて
卒業のひと区切りできて
よかったね。
おめでとう。
がんばったね。
おつかれさま。
って想いが溢れてきてね。

娘は、春から新生活がはじまる。

私からみたら【また、なんで?】って思う
道を選択した彼女。

心配してない。といったらウソになるけど
高校3年間みてきたいまは彼女の決めた選択
を私は応援してるし、サポートしたい。

娘達が卒園する時からの使ってる年季の
入ったコサージュも、これにて任務完了
かな。


今日卒業した皆さん
この春、卒業、転機を迎える
全ての皆さんへ

おめでとうございます。


                             愛子