統計には乗らないけれど(心強い話を聞きまして) | 越谷の整体院【 陽 だ ま り 通 信 】

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副題:【整体師のぼやき】

ものぐさな私が、ブログを始めてしまいました。
主として当院患者さんのためにですが、迷い込んでしまった方も歓迎です。
お暇な時の、ちょっとした楽しみになれたら幸いです。

※準長文注意

 

まあ、ガン患者あるあるでありまして、ワタクシも日頃は炭水化物を玄米中心に食しております。

たまに精製した白飯や精製した小麦の麺も食べますが、コメや麺以外の他の炭水化物も、日頃はオートミールとか週一で全粒粉入りパンだとか。

 

それはいいんですが、玄米はキホン面倒くさい。水に6時間以上漬けておくとか、ウチの炊飯器はコースがあり、それは90分かけて炊くことになるとか。

今までの白飯は磨いで仕掛けて60分。急速コースなら40分。炊き忘れても、そのへんでパック飯とか買えるし。だからウチにはずっとストックが置いてあった。

 

ところが今は、仕かけて炊き上がるのに7時間半を計算して炊かなければならない。炊き忘れるとそのへんに玄米ご飯なんて売ってないんで、軽く絶望的な気分になるのだよね。まあ、白飯パックでも たまにならいいのかもだけど、今はあまりパックの白飯は食べる気がしない。

 

昨晩は炊飯器の「予約」コースを選択しておいた。が、ウチのは時間設定ののち「炊飯ボタン」を押さねばならない。そのボタンを押し忘れていた。炊き上がる予定の10分前に、それに気づいた。

 

 

…。

 

【統計には乗らないけれど(心強い話を聞きまして)】

 

本当に、いつも小咄が長くてすみませんねぇ(^^ゞ

 

先々週の事。

久しぶりに病院勤務時代のマブダチw薬剤師さん(75)とお会いしまして。

 

彼は本当にありがたい存在で、ボクがガンになってからも随分心配をしてくれて、連絡をくれたり会ってくれたりしている。

彼はもう1年以上前に辞めているし、ボクも昨年末で辞めているのに。

 

で、何時間か会って話しをしてきたんだけど、楽しいひと時だった。感謝、感謝です笑い泣きお願い

 

ただ、今回はマブダチwとの話しではなく、その時に付随する話し。

 

 

待ち合わせを、その勤務していた病院の前にしまして。で、先に到着していた彼は、建物の中に入って待っていた。

そこにはかつての私の同僚バイトの事務当直さん(70代)が仕事中でしたが、まあ、ヒマな仕事だったので(笑)、久しぶりに会って、私も少し会話に加わった。

(※その日病院は外来休診日。周囲にはキホン誰もいなかった)

 

そうした中、話題はどうしても私の病気のことにも触れる。元同僚バイトさんは、思いのほか元気である私の姿を見て、ニコニコしながら心配や励ましのお言葉をかけてくれる。

が、そうした中、元同僚氏はボクの抗ガン剤副作用の症状や状態、あるいは食事の気を付けかたなど、どういう訳かやたらに詳しい。

 

それで不思議に思って「ずいぶん詳しいですね?」と訊ねたところ、なんと彼の奥様も大腸癌になり、それも私と同じステージ3だと言う。ああ、そういうことだったのかガーンぐすんほっこり納得、納得。

※ ガーン=ええ?そうだったんですか!?ぐすん=それは大変でしたねえほっこり=でもボクも同じですよ。奥様、落ち着いているようで何よりです

 

大腸がんに用いる抗ガン剤療法は主に2種類で、奥様も僕と同じで そのうちの一つのゼロックスのようである。従って副作用の出方も同じようなもの。ステージ3は大抵半年間8クールなのでありますが、それでその間は(水仕事は手がシビレるので)元同僚が食器など洗っていたのだそう。まあ、お湯で洗えばいいんだけど、シビレの他にも手荒れがひどくなったりすることも多いからね。

 

食べるものも、ボクのものとかなり一致するようだ。少なくとも考え方の傾向がかなり似ていると感じた。一口で言うと体内に慢性炎症を起こさないものを食べる、ということだが。

そのため、赤身肉や、揚げ物などの油脂が使われている物、砂糖を使ったスイーツなどは食卓から駆逐されているようで、付き合わされる旦那である元同僚さんは たまに耐えかねて、(怒って)一人でハンバーグの類いを食いに行く、なんて話していた(笑)。よく分かりますw、どうぞご存分にお食べくださいウインク

 

「そのくせ自分ではたまに、(いつもは芋とか食べているのに)菓子パンとか食ってるんだよ。普段は砂糖はダメだとか言ってるのに」。そうご不満そうに言っておられたが、ボクは奥様の気持ちも実によく分かる。ボクもそうするしwww

 

 

近年、医療側の努力も著しく、最近のガンのステージ別5年後生存率は10年くらい前に比較して(全体としては)ずいぶん上がっている。

まあ、実のところ少し怪しいところがあって、数字をそのまま信用する気にはならないが、それでも斬進傾向にあるのは間違いないし、一般的な抗ガン剤から離れた考え方(たとえば免疫療法の類いとか遺伝子療法的なものとかマックトリガーとか)の次世代ガン療法と言えるものの開発意欲も著しい。もっとも実用化は少し先になりそうだし、ダメだった「次世代」ものもかなりあるようだが。

 

少し話が逸れたが、この5年生存率の上昇だが、国外の研究では食品のほか運動などの成果を扱った論文がかなり出されている。

対して日本国内では、抗ガン剤以外の研究はあまり為されていないようで、特に公的な研究ではその類いがとても貧相だ。繰り返す、

 

日本国内では抗ガン剤主体の標準治療以外の、公的な(予防も含めた)ガン対策の研究はあまり為されていないようで、その類いの研究論文はとても貧相だ。

 

 

 

ガン患者になってしまった者は、この元同僚バイトさんの奥様や私のように、標準治療の他に自分なりに民間療法に類いするもの(食べ物とか運動とか)を実践している人は多いと思う。そうでない人もいっぱいいるようだが。

 

20年くらい前は、ゲルソン療法に端を発する食事療法くらいしか出来ることはほとんど無かったようだがそうした時代に比べ、ネットが普及しているためだろう、今は少し自分でできることが増えていると思う。

 

こうした自分で出来る民間療法的な実践は、「5年後生存率」の統計には前提として入っていないと思えるが、個人のそうした努力なく、果たして今の生存率の上昇はどのくらい達成できていたのだろう?統計に出ている数字の前提は、標準治療のみになっているんじゃないかな?

 

そんなふうに統計には乗らないけれど、元同僚バイトの奥様は、標準治療のほかに自分で出来る対処法の実践で、今現在、ガン治療に入ってから3年ほどが経ち、今のところ転移・再発はしていないとのこと。

ボクと筋トレ以外は同じことをしている人が、うまく行っているのは心強いものだねえにやり

 

励みになる。そんなふうに、

 

いい話しを聞きました、という次第でしたお願いありがたやウインク

 

 

      しっぽフリフリ