流行り廃り | 越谷の整体院【 陽 だ ま り 通 信 】

越谷の整体院【 陽 だ ま り 通 信 】

副題:【整体師のぼやき】

ものぐさな私が、ブログを始めてしまいました。
主として当院患者さんのためにですが、迷い込んでしまった方も歓迎です。
お暇な時の、ちょっとした楽しみになれたら幸いです。

 

 

【流行り廃り】

 
ここに来てやることが確実に増えている。
 
仕事本格復帰に向けての布石を打っておくためだ。
 
もちろん私のことだから計画的に着実に、コトを進めている。
 
…ワケないよね(;^ω^A
 
あれもこれも、やるはずが忘れていた(;^ω^)
 
時間が足りない、どうしよう…(´・ω・`)
 
 
 
 
さて、当手技療法界。
 
時代時代で都度生じる業界の都合はさて置き、本来人の身体なんかそうそう変わりません。
 
というのは、喩えばダイエット。人体は実に長い間、飢えとの戦いを余儀なくされてきましたので、その対策に(生命維持のために)、余剰に摂取した食物は(カロリーは)脂肪として蓄えられるよう出来ています。
 
我が日本人たちも例外ではなく、下々まで十分なカロリーを摂れるようになったのは戦後の高度経済成長期以降です。
 
それからたかだか50年。その程度のスパンでは人体は、カロリーを溜めない仕組みには変化しません。
 
そうそう、カロリーを溜める(溜めない)といえば、世のすっとこエステ関係上層部さんは、もみ出したりナントカ波で脂肪融解したその脂肪を、なんでも肝臓で分解されることで「なかったことにできる」などと世にも不思議な似非科学をのたまいますがはっきりと言って、
 
そんな事あるわきゃないだろ(笑)
 
私はそれを聞いた時、何のジョークかと思っちゃいました。
 
それはやっぱりできません。覚えておいてね。例えば肝臓がそんなに都合よくできているならそもそも脂肪なんて身体に溜まらないし、世の中に「脂肪肝」なんて存在する訳ない。私がお医者に怒られた高脂血症だってあり得ない。
 
肝臓はあくまで「中性脂肪をコレステロールなどに“変換”したり、脂肪酸などを中性脂肪に合成する働きがある」のであって、脂肪を分解して無かったことになんかできないよ。むしろ体脂肪である中性脂肪を作る働きがあるんだよ。
 
 
 
世のエステ関係上層部は、勘違いしているか意図的に間違えて(と言うかすり替えて)講釈するので、末端の従業員あたりは本気で間違えている模様。
 
これは肝リパーゼが脂肪分解酵素であることから、単純にそういう解釈になったのでせうか?でも、肝リパーゼは胆のうから消化器官、つまり小腸内に送られ消化上の都合から“食物の脂肪分解”(というか乳化らしい)がなされると思われる。つまり“体脂肪”ではないのだと思いますよ。分解された脂肪は、当然腸管からリンパ管を通し血中に送られ、その血中の脂肪が肝臓に入り、肝臓でコレステロールや中性脂肪に代謝され体中に送られる。
 
 
体脂肪はあくまで必要な時にストックされているところ(皮下とかね) から分解され、エネルギーとして筋肉や各内臓、時に(飢餓状態の時に)ケトン体に合成されて脳のエネルギーにさえもなって消費する以外、しつこく言うがエネルギーとして消費する以外、無くしよう(減らしよう)がないんだよ。
 
あ、またホントのこと言っちゃった。
 
また嫌われた(;^ω^)
 
 
といったところで再び本題。
 
本題って何だっけ?そうそう、身体は変わらない。ただし生理現象としては、という意味で。
 
そこでお訊ねいたしますが、皆々様。
 
痛みってなんで生じるんでしょう?ええ、あの厄介な痛みです。
え?発痛物質のアセチルコリンっすか?それもそうですが、そもそもなんでアセチルコリンを出す仕組みを身体は持っているのかな?て質問です。
 
そうですよね、身体に危機が生じていることを自分に知らせるため、つまり自分自身に危険回避を喚起するためですよね。
 
よく知られたこととして、発熱、疲労、痛みは、こうした危険回避を自分に喚起するための警報。三大アラームなんて言われ方もするようです。
 
ケガをしちゃったら「危険なものに近づくんじゃないよ」とか、「血が出て大変だから保護しなよ」と自分で自分に教えてくれるためですし、
 
これが腹痛なら「胃潰瘍かもしれないよ、食(酒?)とストレスに気をつけて」。
 
私のお仕事関係で言えば、腰痛なんてのも「お前、腰に負担がかかり過ぎだよ」とか、頭痛なら「首の周辺がガッチガチなんだから根詰めるのもいい加減にしておきな」、なんて知らせてくれるためですよね。
 
発熱なら「ばい菌マンがやってきたからアンパンマンを呼んでね」…違った、「ばい菌が入っちゃったからそれを退治するんで休んでね」とか、疲労なら、「疲れが酷いでしょ?過労死しちゃうから休もうね」
 
とかね。
 
そうそう、やや繰り返す感ではありますが、少し印象的な話しがあるのでご紹介しておきましょう。
 
これは日本ホメオパシー振興会の永松昌泰さんの本で知ったことですが、なんでもこの世には、世界中にという意味ですが、痛覚のない無痛症の人が、コンスタントに(確か)10人ほどは存在するのだそうです。
 
そしてこの人たちは、残念なことにほぼ例外なく短命なのだそうです。何しろ痛みを感じないため、足を骨折しても平気で歩いていたりするらしいので、そんなもんですから物事に恐怖心が育たない。で、傍からすると無茶をして、事故で亡くなってしまうのだといいます。
 
「痛みはありがたくない ありがたいもの」とも、永松さんはおっしゃっています。体の発する警告は、時に苦痛を伴うものの大事なのですよね。
 
でもやはり、痛いのは嫌ですよね?頭痛、重症腰痛、神経痛などありましたらどうぞ当陽だまり整体へご来院くださいませ。
 
と、強引に宣伝に結びつけたところで、

 
疲れましたヽ(;´ω`)ノ
 
 
ごめんなさい、いつものように結局本題に触れないまま、続きです。
 
(↑あとでシメておきますので、許してやってください)
 
 
※余計なお世話ながら。エステ関係の方々は、施術で一時的であれ体脂肪を移動させることはできるようですから、身体に凹凸をつけながらより理想的な体型をクライアントに「提示して」、そして「それを励みに」丁寧に、本格的な減量を奨めるという方向にシフトすることをお考えになったらいいのじゃないかな?
所詮食の見直しと運動なしには体脂肪は減りません。まあ、運動はより効率よく、あるいは先々の健康上の理由のためかもしれませんが。
 
どうぞ今後の良心的な経営を見据えて、ご一考なされることを願います。
もちろん女性の場合、体脂肪率20%の下限もお忘れなく。
 
 
 
          しっぽフリフリ