降るのか降らないのか…はっきりしてくれぇぃ…

と心の中で叫んでいる ひだまり保育園エンチョーダンジョーです。

こんにちはこんばんは

今日お誕生日の人おめでとうございます。

 

前回の記事

乳児からの保育の醍醐味 に続きまして

今回も ひだまりの乳児の保育で大事にしていることを

お伝えしてみようと思います。

 

先週のことでした。

1歳児クラスのカメレオンマークくん。

 彼の靴は 赤いnew balance。
おや?この写真みたら カンガルーに入ってますね…。

それにはこんなやりとりがあったんです。

 

 

カメレオンくんは いまちょっと甘えたい盛り。

0歳児だった去年度は、小さいからって
いっぱい抱っこもしてもらったし
なんかなアイドル的なかわいがってもらう立場。

でも、新年度自分より生まれが後の、
まだあんよしてない子が入園してきたんですよ。
そうなると、当然 カメレオンくんでなくて
そのまだ歩いてない子が抱っこされますよね…。

…なんでや… カメレオンくんの心はざわつきます。

そんな毎日の中で この日の朝
カメレオンくんが登園してきて
「おはよ~」と担任と、それから私が傍にいたのですが
彼は 台に腰掛けて ゆっくりと靴を脱いで
ゆっくりゆっくり 靴箱に向かって
じっと貼ってあるマークを見て
意図的に カンガルーマークのところに入れるのです。

私も担任も「お、わざとしたぞ♥」と喜びながら
こちらもわざと「あれ?カメレオン~これカンガルーのところだったよ」と
声をかけましたら、
ゆっくりゆっくりふりむいて
ゆっくりゆっくり歩いて靴箱に戻り
ゆっくりゆっくり手を伸ばして
ゆっくりゆっくり靴を取り出し


今度はその下の
何も貼ってない(誰の所でもない)ところに入れたのです。

「俺は気に入らんのじゃ」
「誰が大人の言いなりになるもんか」
「放っといてくれ」
「いちいちうるさい。やりたいようにやらせてや」

そんな気持ちが
ゆっくりゆっくりに込められていて
もうかわいくて仕方ありませんでした。

担任も私も くすくす笑って
じゃあお部屋入ろうか~って歩き出したのでした。
(カメレオンくんは くすくす笑われたのが
若干気に入らんかったのですが
靴を入れ直されたりしないし
思うようにできたちょっとした満足感もあったのか
このときは おへそが曲がらず済みました)

この一連の行動は
<ジブンデ>という気持ち <自我>が芽生えてきた証。

分かっていて わざとやる。
でも、それが誰かを困らせることじゃなくて
ジブンで納得するように行動する。

誰かが困ることだったら
どうしたらいいのかねえ 困ったねえって
自我と自我のぶつかりあいを大事にする

大人の手腕で何でも解決せず
こどもの小さな小さな
自我の芽生えを大切に大切に育んでいく。

この赤いnew balanceの靴が
「俺はもう赤ちゃんじゃないんじゃけ!」と
大きな声で宣言してる。
私たちは もう 庇護するだけの存在じゃないカメレオンくんを
毎日思い切り笑って楽しい生活の中で
育てていく。

ひだまりで乳児期を育てるっていうのは
本当に素敵なことだなって
手前味噌ではありますが 本当に思うのです。

そんなひだまりでは、
2歳児クラスさんの新入園大募集中です♪

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