今日もひたすらアウトプットさせて頂きます
でも、今日の理論家さんの考え方なんだか好きです
苦手な分野ですが、重い腰をあげて取り組んでみたら、いいことありますね
こんな職業相談場面で
●前置き
この理論は、将来に希望を持てずキャリアビジョンの達成を諦めかけている人、環境変化によって次へと踏み出せないでいる人などへの支援に向いている。
しかし、偶然という頼りないものを活用することに不信感があってもおかしくない。
進め方
●進め方①
そこで、まずは予期せぬ出来事の影響力に気づいてもらう必要がある。次のような問いによって、予期せぬ出来事が自分のキャリアに与えてきた影響に気づいてもらう。
●進め方②
・今の仕事に就くにあたり、自分に良い影響を与えた予想外の出来事は何か?
・それは、あなたが事前にどんな行動をとったからか?
・その出来事がもたらすチャンスを活かすためにどんな行動をとったか?
●進め方③
次に、個人が望ましいキャリアに向かって行動を続けるための原動力が必要。それは夢や望ましいキャリア・ビジョンである。特定の職業に絞り込むよりも。抽象的な「ありたい姿」の方がよい。
●進め方④
1つの職業に絞りこむと、それ以外の可能性を失うことになるから。クライエントに「どのような夢、ビジョンがあるか」をたずねて、そのイメージを語ってもらい。それをシンプルな言葉(タイトル)で表してもらうと良いだろう。
●進め方⑤
最後に、可能性を広げるための行動を起こすように促していく。行動を阻害する要因を見つけ出し、それを取り除く必要がある。阻害要因としては、次のようなことが考えられる。
●進め方⑥
・学びへの諦め
・失敗への恐れ
・状況の変化への恐れ
・未経験のことへの不安
・保障のないことへのためらい
●進め方⑦
これらは、偶然の出来事を捉える5つのスキルの裏返し。つまり。5つのスキルを発揮するには、クライエントの行動の阻害要因を具体的に挙げてもらい、それらを克服する方法をともに検討していくことが必要になる。失敗への恐れについては、次の質問が有効である。
●進め方⑧
・失敗を恐れて実行できないでいることは何か?
・失敗による最悪のシナリオは何か?(恐れを自覚することで対処しやすくなる)
・失敗から学んだことは何か?(失敗は有益で恐れる必要はない)
・反対に、最善のシナリオは何か?(挑戦した場合の有益性)
・一度も挑戦しなかったらどうなるか?(挑戦しないデメリット)
以上を踏まえて、あなたはどうするか?
●進め方⑨
これらの問いかけについてクライエントが考え、答えることによって、自らベストを尽くそうとする姿勢になることが望まれる。同様に、他の阻害要因についても具体的に対応を検討し、行動を促進していくことが、予期せぬ出来事をチャンスに変えることに繋がっていく。
この理論の名称と理論家は?
●ヒント1
この理論は、キャリアにおける偶然の出来事の影響を軽視せず、むしろ積極的に取り込み、より良いキャリア形成に活用することを提唱している。
●ヒント2
「偶然の出来事を捉える5つのスキル(偶然の出来事を個人のキャリアに生かすためのスキル)」
1.好奇心…新しい学びの機会を模索する
2.持続性…たとえ失敗しても努力し続ける
3.柔軟性…姿勢や状況を変えることを進んで取り入れる
4.楽観性…新しい機会は実行でき達成できるものと考える
5.冒険心…結果がどうなるか分からない場合でも行動することを恐れない
●ヒント3
キャリア意思決定に影響を与える4要因
1.遺伝的特性・特別な能力
2.環境的状況・環境的出来事
3.学習経験
4.課題接近スキル
●ヒント4
こたえ
クランボルツ(プランド・ハップンスタンス理論)
参考